イベント・研修会 (事業・活動)

2020年12月をもって障害児タイムケア事業を終了します。15年にわたり、ご支援・ご協力いただきありがとうございました。

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障害児タイムケア事業は、平成17年(2005)10月より、久留米市内4つの中学(筑邦西中、牟田山中、城南中、江南中)で「地域で共に学び、共に生きる」ことを目標に、中学生や高校生の放課後、長期休暇の際の居場所づくりをつくろうと、特別支援学級の教師、地域の支援者、保護者の皆様と力を合わせて取り組んできました。

その中では、宿題したり、ゲームや体を動かして遊んだり、なかなか自宅ではできない調理実習や公共交通を使っての外出、さらには、親の会を組織して教師や保護者、生徒のつながりづくり、親元を離れての宿泊体験にもチャレンジするなど広がりのある活動を実施してきました。

 

しかし、コロナ禍の影響により本年4月から開催できない状況が続いています。また、当初から力を注いできた新たなつながりを推進する役目をしていたコーディネーターが何度か入れ替わる中で人材育成が不十分であったこと、ここ数年で「放課後等デイサービス」が充実してきたことで差別化することが難しくなってきたことにより、現在では1校で週2日のみの開所まで縮小しています。

今後、コロナ禍だけではなく、共生型や365日の施設外就労、親亡き後の暮らしへの取組みを考えていく上で、タイムケア事業に人材を注力できない中、継続することが難しいと判断し、12月いっぱいで終了することに至りました。

開設以来15年間にわたり、通っていただいた利用者さん、そして、ご理解とご支援をいただいた教師、保護者、地域、職員など運営に携わっていただいた皆様には心から感謝申し上げます。