社会福祉法人 拓く

7月2019

7月、佐渡島旅行第2班を実施しました。総勢43名の「大家族」で助け合い、お天気にも恵まれ、またまた、最高でした!!

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今年2回目の佐渡島旅行は、7月8日から10日まで実施しました。平日ではありましたが、参加者は小学生3名を含む1歳から74歳までの43名です。

旅行前の6月には新潟・山形地震がありましたし、梅雨時期の天候が不安で、天気予報と毎日にらめっこ。出発4日前には晴れマークが出て、ワクワクドキドキしながらのスタートでした。

当日の朝5時20分に集まったのは、ポレポレ、夢工房の利用者さんと家族、職員と家族、そして、他事業所の職員の皆さんなど初対面の方も多くおられましたが、ルールは、ただひとつ。お互いに声を掛け合って、助け合うこと。また、家族同伴ではなく利用者さんだけの参加であっても、お金の管理はしない、連絡帳は書かないこと。管理的ではなく、全員が「家族の一員」として一緒の時間を有意義に、ありのままに過ごすことを目指しました。

  

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今回は、音や人、環境に敏感に反応するため環境調整が必要な利用者さんも参加しましたが、ホテルや現地の方々に全面的にご協力いただき、利用者さんの特性に応じて臨機応変に対応していただいたことはとてもうれしかったです。

また、旅行を通して、誰も排除しない、43名の「大家族」という空気感があり、誰にとっても安心して過ごせたように思います。障がいがあっても、友人の手を取って一緒に歩いたり、子どもたちの世話をしたり、荷物を持ったり、車椅子を押したりとできることはたくさんあります。「車椅子を押しましょうか。荷物を持ちましょうか。一緒に行きましょうか。一緒に待ちますよ」など、家族のように当たり前に声を掛け合い、誰もが一役を担っていました。そして、子どもたちは場の雰囲気を和ませ、周りの人にたくさんの笑顔を生みだしました。

 

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佐渡島旅行は5月に続いて2回目です。回を重ねる毎に、「拓くの原点は、子どもから大人まで、障がいのある人や保護者、教員、支援者、それぞれの家族が一緒に参加して研修旅行をしていた」ことを思い出させてくれましたし、この旅行の形態こそが「拓くらしさ」だと思いました。

今回も、佐渡の皆さんには、港での歓迎と見送り、車の提供やお弁当の手配などをしていただきました。佐渡と久留米は、距離の点では離れていますが、これまた家族のようなたくさんの温もりを感じています。そして、心地よい疲れとともに、この大家族なら何かができそうな気がすると、胸を弾ませながら、久留米に帰ってきました。

佐渡の皆さんの支えがあってこそ、成立しているこの旅行。佐渡市役所の皆さん、社会福祉法人しあわせ福祉会の皆さん、本間さん。本当に有難うございました。

(統括本部長 北岡さとみ)

 

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旅行会社、佐渡市の行政・障がい施設の関係者、佐渡汽船、旅館、観光地の皆さんと密に連絡を取り、現地の情報を入れながら、旅行プランを組みました。

  

7月5日発行の第330号「シャイニング」を発行しました。「御井校区運動会」や「きずなの会」の活動報告、第三者委員会の変更、理事の変更について掲載しています。ぜひご覧ください。

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シャイニング7月5日号 №330 詳細は こちらへ →

 

当法人は、2001年より「Shining(シャイニング)」を発行しています。

それ以来発行を続け、今回の7月5日号で通巻330号になりました。

現在は、主に出会いの場ポレポレ、惣菜処ぽれぽれ、夢工房、グループホームを利用されている皆さんに、当法人の活動などをお伝えするために発行しています。

発行は月1回を予定しています。

ぜひご覧ください。