社会福祉法人 拓く

1月2020

安武そら豆復興作戦㉞ 2020年1月、安武そら豆はビニールトンネルの中で、ぐんぐん背を伸ばしています。サヤも次々に顔を出しています。暖冬の中、病気をせずに春に向かって。頑張れ、安武そら豆!

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1月21日、晴れ渡る青空の下、出会いの場ポレポレの安武そら豆の畑を訪れました。

 安武そら豆の背丈が先月よりもぐんぐんと伸びて、25センチの幅を開けて左右に張っているビニールひもの3段目に届いています。

 担当スタッフも、その成長ぶりを見ながら、手応え十分のようです。

 「暖かいから成長が早いですね。2月にはビニールトンネルの上まで届くのでは。そうなると、90センチの高さになります」

 

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「サヤも増えていますね」と訊ねると、「もう豆もできていますよ」と。

先月に比べるとサヤがあちこちで顔を見せていて、確かに、大きなサヤには豆の姿も。分かりますか?

 

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ビニールひもを張ってからも、株の表と裏からしっかり茎を支えるようにひもを調整しています。

 

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枝の辺りの花は二つ残して摘花します。

株の根元の辺りの枝葉も余計な物は取り除き、雨が降った時に水が溜まり過ぎて病気にならないように、ひと株ひと株の手入れの作業は、これからも続いていきます。

 

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収穫は4月中旬の予定です。

毎年、大勢の皆さんが、当法人のそら豆を楽しみにしておられます。

おいしい旬の味覚をお客様にお届けできるように頑張ります。

 

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これまでの「安武そら豆復興作戦レポート」は こちらへ →

 ※2011年より当法人は、「安武そら豆」という「食」を通して「農業振興にお役に立ちたい」「安武町の町おこしをしたい」と考え、「安武そら豆復興作戦」を実施しています。

 

IMG_1698「安武そら豆」について

安武の町のために、久留米のためにー。子どものために、みんなのためにー。

 

久留米市安武町は、大河・筑後川がもたらす肥沃な土壌、豊かな自然に恵まれ、昔から農業が盛んな町です。中でもそら豆の名産地でした。

昔、安武の農家の人はそら豆をたくさん育てて、現金収入のために久留米の町中に売りに行っていました。「どこの人ね?」と聞かれて、「安武から来た」「ほんなら、これは安武豆たい」と評判に。町中の人は、5月頃になると安武町の豆売りを楽しみに待っていたそうです。

安武そら豆の特徴は、大粒でつやつや、ホクホク。現在、市場に出荷する農家は数軒です。

そこで、2011年より当法人は、「農業振興にお役に立ちたい」と地域の皆様のご協力をいただきながら、「安武そら豆復興作戦」を実施しています。

以来、少しずつ作付面積を広げ、2016年4月より、「安武そら豆のおいしさ」を知っていただこうと「安武そら豆祭り・子ども祭り」を開催。

地域の園児や小学生が安武そら豆を植える「定植体験会」も開催しています。

今後も、「安武そら豆」を地域振興につなげ、子ども達や地域の皆さんが自分達の町を誇れるよう、力を合わせて安武町の魅力を発信していきたいと思います。