社会福祉法人 拓く

イベント・研修 (研修)

3月14日(土)・15日(日)、介護職員等による「喀痰吸引等第3号研修」の受講者を募集します!特定の重度障害児(者)等に喀痰吸引等を実施しようとする介護職員等の皆さんが対象です。他の研修機関で基礎研修を修了された方の実地研修のみの受講も可能です。ぜひ、受講してください。

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介護職員等による「喀痰吸引等第3号研修」

日にち:2020年3月14日(土)・15日(日)
※スケジュール詳細は募集要項チラシに参照
会 場:出会いの場ポレポレ
受講対象者:特定の重度障害児(者)等に喀痰吸引等を実施しようとする介護職員等。  
他の研修機関で基礎研修を修了された方の実地研修のみの受講も可能です
受講料
・基礎研修(講義と演習) 14,000 円
・実地研修         3,000 円 (特定の者1名につき)
※基礎研修のみの受講はできません
※再筆記試験の手数料 1,000 円
(尚、受講者が5名未満の場合は、開催を中止させていただきますので、ご了承ください
申し込み方法:3月6日(金)までに受講の申込書を当法人へ電話等でご請求下さい
申込み・問合せ先 :社会福祉法人 拓く (出会いの場ポレポレ)  
〒830-0071  久留米市安武町武島 468-2  
TEL:0942-27-2039 FAX:0942-27-2086

 

※詳細については、募集要項にて必ずご確認ください。
募集要項   チラシ こちらへ →

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10月19日、安武校区まちづくり振興会社会福祉部会主催による「自助と互助って? 講座」が開催され、地域住民同士の支え合いの取り組みについて学ぼうと久留米市行政、国モデル事業の事務局、そして当法人の職員も参加しました。

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10月19日、同講座は2名の講師をお招きし、安武校区コミュニティセンターにて開催されました。「住み慣れた地域で安心して生活するために」をテーマに、各地で講演活動をされている全国コミュニティライフサポートセンター(仙台市)理事長の池田昌弘さんと厚生労働省地域福祉専門官の玉置隼人(たまきはやと)さんです。

 

当日は、安武町の住民の方々を中心に、年配の方のみならず若い世代の方も多く参加され、約2時間の講座では、講師お二人からの様々なお話を元に、参加者に意見を聞いたり、質疑応答の時間を設けたりと、参加者が一体となってこれからの安武のまちづくりや地域・住民との繋がり、暮らしについて考える講座になりました。

 

お二人のご講演内容について紹介します。

 

厚生労働省地域福祉専門官 玉置隼人さん

今までの制度は自助、互助が当たり前に成り立っている中で作られて来ているものが殆どで、高齢者福祉、障がい者福祉、子どもの福祉と対象を限定して言葉を使い、それに伴い専門職を育成してきました。

しかし、現在、生活に困っている方が多く、介護サービス、包括支援センター、ケアマネージャーと今までのサービスが使えない人が多い。例えば、育児・介護と両方を必要とするケースは、働くことができず、家にいる。そうなると、子どもを保育園に預けられず、介護保険も使えないという制度の仕組みである。

一方シングルで子育や親の介護をしているとしたら、休職せざるを得なくなるという悪循環がある。単身家庭や単身での子育て世代が増えてくれば、それぞれのサービスで賄えなくなると考えられる。「8050問題」等、現在の制度では対応できない事が起きており、フルタイム勤務のみではなく、時間を短くする等、柔軟な対応が求められている為、幅広く課題を捉えていく必要があり、地域福祉に専門職がしっかりと関わって行く事が大事。そして、介護・保育と今までは分けていたのだが、統合的な相談の受付や支援する仕組み作りも大事ではないかとお話しされました。

 

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全国コミュニティライフサポートセンター   理事長 池田昌弘さん

 昔に比べると制度は増え整ったように見えますが、人の繋がりは減ってきています。地域の繋がりを豊かにと2015年介護保険法が改正され、地域包括ケアシステムが導入され、地域の支え合いを重視してきたが、町内会のサロンやデイサービスでは本音が出ないことも多く、そういう集まりではなく、顔見知りになり自宅で集まりを行ったり、友人を畑仕事に誘ったりと、助け合って地域に復帰するような事が大切で、「ないものを探す」ではなく、「あるものを探す」に着目するというお話がとても印象的でした。

 

また、特に男性はサロン等に行かない事が多く、無理な事をやらされても続かない為、普段やっている中で工夫して続けて行く事、男性の居心地のいい場所で役割を持つ事も重要。それぞれが自助の意識は強いものの、互助に結び付ける事が難しいのは現実。しかし、互助の中に仲間がいる事で自助も生まれる為、普段の暮らしの中での意味付けや地域で生きる事で支えあいながらの住民スタイルを作る仕組みも大事とのお話がありました。

 

この講座をお聞きして、自分自身まだ自助意識が強く、周りや地域に目を向けきれていない現実を思い知らされました。自分達のまちで地域の方と暮らすという事や、両親が年を重ね数年後に高齢者となった時、私たち家族の価値観ではなく、本人たちが何をしたいのか、一人の人としての生活を真剣に考え、向き合う事が出来るよう私自身も考えていく必要があると思いました。

今まで地域を支えて来られた方々、これから地域を支えていくであろう子ども達、みんなが「助けて」と言い合え、人と人とが支え合う事が出来るように、どう生活し、どう生きる事が大事か。ただ繋がるという言葉ではなく、本当の意味での繋がりや支え合いをもっと自分や周りに問いながら深めていきたいと思いますし、自分達の暮らすまちを、子ども達に自信と誇りを持って伝えていけたらと思います。      (溝尻 博子)

 

 

 

10月15日、厚生労働省モデル事業 久留米コンソーシアムと当法人主催による「地域通貨とファンドレイジング学習会」を実施しました。講師は、龍谷大学政策学部准教授の深尾昌峰さんです。市民が「社会的投資」を通して地域課題に関心を持ち、主体的に課題解決に取り組むことの大切さを学ぶ機会となりました。

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10月15日、社会福祉協議会大会議室にて実施した同学習会には、市役所や社会福祉協議会の皆様もたくさんご参加いただきました。

講師の深尾昌峰さんは、「社会的投資の仕組みを創り出す会社」を掲げるプラスソーシャルインベストメント株式会社(京都市)の代表取締役会長も務め、地域の社会的課題を解決するために「社会的投資」というこれからの領域を切り拓くリーダーです。今回、「地域が地域でありつづけるためには」をテーマに、ご講演いただきました。

 

講演の中で、心に残った点を紹介します。

 

・これから地域を持続可能にしていくためには、お金の流れを中心に、人の豊かさをどう実感したらよいかと考え、地域に必要なことをみんなで作るという点を軸にしていき、市民でお金を作り市民が基本財団を作っていかなければ、現状ではお金は回らない。「社会的投資」ができる金融機能も、まだ地域の中にはあまりない。

・現代社会が次々と変わっていく中、20年後の日本は、社会保障を税金で賄う必要があるが、日本の人口は減り、政府は何もしてはくれないから、今大事なことは地域と関わり、お金の循環や関係性も地域で考えていく時代になっている。

・市民も行政が出来る範囲を理解し、市民や社会をよくしていこうと取り組む団体を応援する仕組みを一緒に考え、問題はみんなで解決して、地域のための財団を作り、地域の寄付をぐるぐる回すコミュニティ財団が大切。

・「社会的投資」も、今、世界的に変わってきており、環境を考える投資や地域エネルギーを考える投資が増えてきている。

 

ご講演をお聞きして、「私たちが本気で社会を変える」という気持ちを持ち、政策や企業のアンプとスピーカーの役割が出来る担い手になることが大切だと感じました。

最後に、日本には地域に寄付をしたい人も投資をしたい人も沢山いるが、受け皿も少なく、やり方が分からない人も沢山いるとのことでした。それをもっと分かりやすく、やりやすくすることと、地域通貨やファンドレイジングを、具体的に自分たちでやってみることが大切で、そしてそのことが地域でお金を循環させる第一歩だと思いました。(井元 ひとみ)

 

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10月1日、滋賀県東近江圏域働き・暮らし応援センター「Tekito-」センター長の野々村光子さんを講師に、全体スタッフ研修会を実施しました。講演テーマは、「10年後の彼を見つめた就労支援 〜未来への下ごしらえ〜」。「働きもん」の物語の一つひとつを心に留めて、明日からの実践に役立ててまいります。

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10月1日(火)16時30分より、出会いの場ポレポレにて全体スタッフ研修会を実施しました。

滋賀県にある東近江域働き・暮らし応援センター「Tekito-」は、障がいのある人や引きこもりの人を貴重な地域の担い手として掘り起こし、「働く」ことにこだわった取り組みを実践されています。

今回、講師としてお招きした野々村光子さんは、2014年度総務大臣表彰「ふるさとづくり大賞」を受賞。各地の講演会でも活躍されています。

当日は、法人のスタッフを始めとして、地元企業や大牟田市行政の皆様が参加され、「働くことは単なる作業ではなく、生きる力を育むステージ」と熱く語る野々村さんのお話に聞き入っておられました。

 

 2006年に同センターを立ち上げた野々村さんは、「働きたい」とそこにやって来る彼らを「働きもん」と呼びます。彼らの引きこもり平均年数は25年。しかし、「彼らの引きこもっていた時間を否定するのではなく、『あなたはカッコイイ』とすごい点を発見することから」と捉え直し、「明日、明後日ではなく、10年後に働いていることを応援したい」と語ります。そして、多くの働きもんたちを「地域に帰していこう」と駆け廻り、当初は10社程度だった企業との付き合いも今では約700社となり、企業も地域も変わりつつあるとのことでした。

 

最後に、この仕事の「原点」として披露されたのが、給料を「500円硬貨」に全て両替して大量に持ち歩く「働きもん」の物語。通勤の際、その重さで腰が曲がった姿を見かねて、事業主と野々村さんが「全部を両替しなくても、お金のキングは1万円札なのだから」と諭しても、ご本人は「大丈夫。500円がいい」と。後日談で、母の入院先に見舞いで通うバス代と花代できっかり500円なのだと知り、「500円硬貨に至るまで。そこに彼の物語があると分かりました。うまいこといかん人の人生をみられる、この仕事はいいなと思っています」と講演を締め括りました。 

 

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参加したスタッフの感想を紹介します。

 

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「働きたい」を現実に向けての取り組みとして、すぐに雇用という形からではなく見学からスタートさせてくれる企業の方へアプローチし、就労につなげていく取り組みや「働きたい」という人と地域の中の課題・困りごとを繋げた取り組み、「働きたい」の奥にあるものを見つめた支援、その言葉の裏には何があるのかと考え一緒に応援していくなど、全ては利用者の方のために全力でぶつかって受け止め取り組んでおられる姿勢にはとてもパワーと愛を感じました。

この研修会を受け、私たちはどのように向き合い、どのような支援を行っていけばいいのか、再度見つめなおし前向きに取り組んでいきたいと思います。 (出会いの場ポレポレ 野上 真紀子)

 

福祉の仕事は未経験で入社し、右も左もわからずに利用者さんに対しての接し方などいろいろ悩むことありますが、「未経験こそ武器になるから、分からないことは利用者さんに聞くといい!」という言葉を聞いて背中を押されたような気がしました。利用者さんにとって働くということがやりがい・生きがいになるように少しでも手助けできたらいいと思いました。 (「出会いの場ポレポレ」スタッフ)

 

「ゆとりが大事」。その言葉を聞いて自分自身を振り返りました。 (「出会いの場ポレポレ」スタッフ)

 

かっこよく働くこと、仕事の目的意識を高く持つという原点に立ち返ることができました。人手不足と嘆かず、個性を生かす工夫をし、今後に繋げていきたいと思いました。 (「夢工房」スタッフ)

 

自分が生きてきた中での常識で物事を判断してきましたが、こんな見方・こんな考え方を出してもいいんだと、ある意味ほっとしました。誰にでもその人の得意があり、それを見つけ「働く」に繋げればと思いました。 (「夢工房」スタッフ)

 

野々村さんが人のいいところを楽しそうに話をされていて、とても前向きに仕事をされてすばらしいなぁと思いました。その人のもっといいところを見て、前向きな取り組みをしていこうと思いました。(「GH」スタッフ)

 

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4月、当法人と久留米市手をつなぐ育成会の共催で、「障害がある人への意思決定支援~SDMから学ぶ『その人らしい』生活を支援するには~」をテーマに研修会を開催しました。どのような障害があっても「その人らしさ」が発揮できる環境づくりを目指したいと思います。

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4月25日(木)、久留米市総合福祉センターを会場に、本間奈美さん(一般社団法人SADO Act/新潟県 佐渡市)を講師にお招きして、「障害がある人への意思決定支援~SDMから学ぶ『その人らしい』生活を支援するには~」と題した研修会を、拓くと久留米市手をつなぐ育成会の共催で開催しました。約80名が研修会に参加され、意思決定支援への関心の高さが伺えます。

研修は、人権の話からスタートし、知的なハンディがある方たちの意思決定について、オーストラリアの先駆的な事例を交えて学びました。後半はトーキングマットという、カードを使った意思表示についてロールプレイをしました。

 

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研修の中で、意思決定支援とは、

〇自ら意思を決定することが困難な方が、日常・社会生活で自らの意思が反映された生活を送ることができるように、可能な限り本人が自ら意思決定できるよう支援すること。

〇『本人中心主義』を基本視点とし、ご本人が自己決定できるようにベストチャンスが与えられる環境づくりが大切。

①  ふさわしい環境や時期であるか

②  十分な時間・情報・明確な選択肢が与えられているか

③  本人の理解しやすい形で情報提供されているか

④  利益・不利益など予想される結果を見通して論議しているか

⑤  毎日の暮らしの中にあるさまざまな選択を自分の意思で決定し、それを積み重ねていくことが「その人らしさ」、「その人らしい生活」だと学びました。

 

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私たちが一緒に過ごしている重度の知的なハンディがある方は、わずかな表情や体の動きや変化など体いっぱい使って意思を表現されています。私たちは、その小さな意思表示を見逃さずに何を伝えようとされているのかを考え、確認し合いながら支援していくことはもちろんのこと、もっと意思を表現・理解しやすいように言葉を写真や絵をつかったりして、コミュニケーション手段を常に考えていくことが必要だと感じました。 

もっと「ご本人を知る」こと。ご本人の意思の真意をくみ取り、メリットもデメリットも受け入れて一緒に悩み考え、伴走していく側の力量・心構えが必要です(特に支援者)。

私たちをはじめ、家族や関わりを持つ人たちが利用者の皆さんにとって意思を伝えられる相手であり、それを受けとめられる一員でいることができるようにと思っています。又、どのような利用者の皆さんであっても、ベストチャンスが得られる環境づくりを目指したいと思います。(武田麻衣子)