社会福祉法人 拓く

イベント・研修 (研修)

7月 社会福祉法人あさみどりの会が、新園舎「さわらび園」を竣工。 お披露目会に出席しました

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7月20日(日)、名古屋市にある「さわらび園」の新園舎竣工・お披露目会に出席しました。

同園は、社会福祉法人あさみどりの会が運営する児童発達支援センターです。

あさみどりの会は、42年前、障がいのある幼児の早期療育の重要性を考え、お母さんが子どもとしっかり向き合い、

子ども達が一人の人間として幸せな人生が送れるように力をつけていくための母子通園施設としてスタートしました。

当日、到着して先ず目に飛び込んできたのは、おとぎの国のお城のような外観で、びっくり。

子ども達は「わぁ、ディズニーランドだ!!」と声をあげたそうです。

園内には活動・訓練・相談室があり、待合室にカウンターテーブルや椅子が設置され、

当日も親子でゆっくりとくつろいでおられました。

その光景を見ながら、島崎春樹理事長は、「楽しんで利用していただくことで建物は生きてきます。

それが設計を手掛けた者の喜びです」と言われました。

3階に上がると、ひときわ豪華な母親カウンセリング室がありました。

ここにお母さん方が集まり、お互いに研鑽を深める場をとても大切にされている事がうかがえました。

また、同会は法人設立前から保護者や市民有志の皆さんで資金作りの為のバザーやイベントを開き、

ボランティア養成にも力を注いで来られました。

お披露目会には、40年~50年の長きに渡りボランティアとして続けて来られた方々も大勢参加されていましたし、

幼児期を「さわらび園」で過ごした親子等、多くの皆さんが駆けつけておられ、

歴史の重さを感じるお祝い会でした。 (野田 文子)

 

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当法人は、長年、島崎春樹理事長(80歳)に支えられてきました。

 

IMG_4557 島崎春樹先生

 

「あさみどりの会」の島崎理事長との出会いは、17年前、平成9年の夏休みでした。

当時、「障がいの重い方の暮らしの場を地域につくる」ために、

教員や保護者など大勢で全国の先進地を視察に行っていました。

その一つが、名古屋市にある「あさみどりの会」のグループホームづくりでした。

島崎理事長自らが施設長をされているホテルのような建物の「べにしだの家」にも驚きましたが、

平成元年という早い時期から取り組んでおられたグループホームづくりについてのお話をお聴きし、

目の前がぱっと開けたような気がしました。早速、講師として久留米に招聘し、

久留米養護学校(当時)にて講演をしていただきました。

その時、私たちは「法人設立をしたほうが良いのだろうか」と迷っている段階でしたので、

島崎理事長に相談。「是非、やったがいい」と背中を押していただきました。

その時以来、島崎理事長は「島崎春樹先生」になり、遠い名古屋の地ではありますが、

実質、当法人の相談役をお引き受けいただいたようなものでした。

それから、違う顔ぶれの教員や保護者、職員達を連れて、幾度となく名古屋を訪れ、お話をお聞きしたものです。

また、島崎理事長は建物の設計がとても得意な方です。

「出会いの場ポレポレ」の設計においても何度もこちらから案を送り、図面を書いていただきました。

それ以来、「カリブ」から「チェムチェム」「ニュンバ」「三原さんの家」「こりんず」まで、

グループホームの改造設計を相談すると、わざわざ現地を見に来てくださり、図面化していただきました。

個人的にも法人経営で悩んだり、落ち込んだりする度に、

「人生は徒労の連続だ」「やろうとすることは運動だ」と励まされてきました。

今年(平成26年)の3月、「あさみどりの会」は、生涯を通じて障害者福祉に力を注ぎ、

「この子らを世の光に」の著書で有名な糸賀一雄さんの生誕百年記念式典にて、糸賀一雄記念賞を受賞されました。

そして今年の7月、全国に先駆けて42年前に建てられた「さわらび園」を次世代に引き継ぐために、

島崎先生設計のもと、新園舎として完成。この11月には、理事長・理事職を退任されます。

これまで、偉大な島崎春樹先生に当法人を支えていただいたこと、本当に光栄に思っています。

そして、まだまだお元気でいらっしゃるので、当法人の相談役は続けていただきたいと願っております。 (馬場 篤子)

 

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今回、新園舎を視察させていただき、建物の設計などにこだわっておられる点に多くを学びました。

「お母さん達は悩みを抱えて来られるからこそ、初めてやって来るお母さん達がこの場所で元気にならなければならない」

「お母さんや子ども達が行きたくなるような場所を作りました」

園内の説明の中で、このような言葉が印象的でした。

また、新園舎には、地域の皆さんが気軽に足を運べるような工夫がされていましたし、

子どもが成長して成人になっても頼れる場所となり、

元気になれる場所であり続けるためのつながりの場でもあることを感じました。 (北岡さとみ)

 

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6月 第11回日本グループホーム学会大会福島大会に参加しました

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6月21日(土)~22日(日)、福島県郡山市で開催された「第11回日本グループホーム学会大会福島大会」に、19名で参加しました。

開催テーマは「見つめ直そう福島から 地域で生きるということを ~東北の仲間に逢いにきてくだされ~」です。

基調講演では、南相馬市長の桜井勝延さんが「福島の今を生きる」として講演。

震災直後、現場に情報が届かない恐ろしさ、ネットワークの大切さなどを語りました。

2日間にわたるシンポジウムでは、「グループホーム一元化など制度の動向」「消防・防災講座」

「当事者からの声・グループホームで暮らしてみて」など盛りだくさんでした。

また、懇親会やナイトセッション「~福島を語る~」では、多くの皆さんと意見交換し、

交流を深めることができました。

 

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参加したスタッフからの報告です

 

南相馬市や二葉町のグループホームで暮らしていた方々は、放射能の影響でそこで暮らすことができずに別の地域で暮らしておられます。受け入れる側の努力や本人たちの不安な様子、行政との連携等の報告を聞くことができました。

どこでも災害はあり得ることです。グループホームに限らず、高齢化していく地域で暮らすには、災害に備えて日頃から見守りや声かけなど周囲との関係性をもつことが大切だと考えさせられました。

また、会場ではサテライト型の居住が紹介され、相談支援の必要性を感じた次第です。(相談支援専門員 大力陽子)

 

 

今回、石巻などの被災地訪問、福島大会の参加を通して、施設同士の横のつながり・地域とのつながりがとても重要という点に改めて気づきました。

実際に被災地の現場を見て、防災に備えることの大事さ、地域や他機関とのネットワーク、行政とのつながりなどを密にしていかなければならないと感じました。(夢工房 増﨑友見)

 

 

東北での開催という事で、石巻~南相馬等も見学しました。

初日は、NPО法人あさがおさんやNPO法人コーヒータイムさん、今もまだ人が住んでいない避難区域を見学。そこで多くの皆さんの話を聞く事ができ、とても貴重な体験をしました。

2日目からは学会に参加。当事者の皆さんが語るシンポジウムもあり、生の声を聞くことができました。就労を担当している私は、グループホームの事を考える機会が仕事の中ではほとんどありませんが、今回の研修では、就労→暮らし、暮らし→就労という考えを大事にしなければならない点を学ぶ機会となりました。

今後、常に暮らしのことも視野に入れていきたいと思います。(惣菜処ぽれぽれ 山下 剛)

 

 

今回、学会に参加してグループホーム一元化に向けての話や当事者の思いなどをたくさん聞くことができ、とても学ぶことが多かったです。特に当事者が話された内容は、私もグループホームの支援者の一人として考えさせられる点が多々ありました。今回の学会を参考に、今後の仕事に活かしていきたいと考えています。

また、学会の前日、被災地にも行きました。私は、今回で3度目の被災地視察です。震災から3年経ちましたが、未だに復興が進んでいない光景は3年前のままでした。

「自分は震災にあっていない」と、多くの人が震災の事を他人事のように考えているのではないでしょうか?実は、私もその一人でした。ただ被災地に行っただけで終わるのではなく、今回出会えた人々とのつながりを大事にして、少しでも何かできることを今から探していきたいと思います。(出会いの場ポレポレ 児玉元気)

 

 

「我々は、日本全体に希望を持たせるような仕事をしているのか」「福島から始めなければ日本の復興はない」「福島の現場から悔しさ、空しさ、そして希望を全国に伝えていきたい」

これは、福島第一原発から20km圏内の或る自治体の首長が、学会の基調講演で語った内容です。今回の出張において最も印象深いお話であり、今もその気骨のある言葉について考え続けています。(出会いの場ポレポレ 内田)

 

 

IMG_0390  仙台空港にて

 

 ※当法人は、昨年6月、「第10回日本グループホーム学会大会福岡大会」の事務局を務めました。

九州で初めて開催された大会です。   →詳細はこちら 

フォーラム・プロジェクト・研修頁の「フォーラム・シンポジウム」コーナーに掲載しています

ポレポレ倶楽部 研修部からのご報告 6月 医療研修を実施しました

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ポレポレ倶楽部(出会いの場ポレポレの後援会)の今年度の研修は、医療に重きを置いて実施することになりました。

その第1回目として、6月14日(土)、神経内科医の西村靖子様をお招きし、

「身近な難病」と題して、難病、特にパーキンソン病についてお話をしていただきました。

地域の皆さんやポレポレスタッフ、保護者等関心のある方々40数名が集まり、熱心にお話を聞きました。

 

 講演では、増加傾向にあるパーキンソン病の症状、本人の主訴など日常生活に支障が出る病気の特徴やそれに対する周囲の人の接し方などを教えていただきました。薬のこと、言葉の掛け方など症例をあげながら具体的にお話していただいたので、自分自身が罹ったり、介護したりするときに大変役立つ知識を得ることができました。

また、特定疾患の制度上の手続きなどにも触れていただきました。

そして、「どんな病も、医者は手助けしか出来ない、治すのは本人の力、主体性」と言われたのが印象的でした。

今後も医療研修を続けていき、学習を深めたいと思います。(ポレポレ倶楽部 中野みどり)

 

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ポレポレ倶楽部の紹介 →詳しくはこちら

2001年、「出会いの場ポレポレ」を人的・物的に支援する組織として結成。

専門部のひとつ、研修部は、学習会や研修会、見学、視察を多くの方々に呼びかけて実施しています。

会報「ポレポレ通信」を年2回発行しています。

6月「大牟田恵愛園」を視察訪問しました

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6月4日(水)、社会福祉法人キリスト者奉仕会で運営されている事業の障害者就労・自立支援センター「たんぽぽ」を視察させていただきました。

たんぽぽではお弁当事業を行っておられ、1日400食の受注・製造をされています。

厨房は約150㎡と広く、中央に6mのベルトコンベアーがあって、

利用者の皆さんによる流れ作業で効率的にお弁当を詰めておられました。

現在、お弁当は1ヵ月分の献立を事前に作成し、顧客に配布して予約注文。

配達希望日の昼食は10時、夕食は14時まで連絡をすれば配達されるとのこと。

メインディッシュは肉・魚の選択ができ、ご飯の量も無料で増減可能で、

顧客のニーズに対応できる内容になっていました。

 

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出来上がったお弁当は6つのルートで配達されており、

顧客は会社、個人と様々で1個からでも配達されています。

また、個人への配達をすることで、一人暮らしの高齢者などの安否確認の一助にもなっています。

従事されている利用者の皆さんは注文数が増えると励みになって、より一層頑張っておられるそうです。

自分の仕事に自信を持っておられるからだと感じました。

私たちも利用者の一人ひとりが自信と生きがいを持って仕事に取り組み、

みんなが輝けるように支援していきたいと思います。

 

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3月「ふわりんクルージョン2014~明るく楽しい社会的抱摂~」に参加しました

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3月22日(土)・23日(日)、東京両国のKFC(国際ファッションセンター)において、「ふわりんクル―ジョン2014」が開催されました。年度末の全体スタッフ会議の日と重なりましたが、当法人でも障害の重度化、高齢化に備えて早急に準備をしていく必要があると考え、ケアホーム「ニュンバ」看護師の馬見塚幸子さんと一緒に参加しました。

同研修会の主催・共催は、日本地域共生協議会・特定非営利活動法人ふわり・社会福祉法人むそうです。「ふわり」と「むそう」の理事長を務める戸枝陽基さんは、日本福祉大学の学生達を集めて、精力的に「地域支援」を進めている若手の事業者です。行動障害や医療的ケアを必要とする障害者が地域で普通に生きていくことにこだわり、店舗や行動援護、移動支援、ケアホームといった事業をされており、当法人の事業展開とよく似ています。

セッションに登場した戸枝さんは、超重症児の在宅医療に努めている医師の前田浩利さんや松山で訪問介護ステーションを展開している看護師の梶原厚子さんと一緒に、超重症児でも東京で普通に暮らせるように、これから命を賭けてチャレンジしていくと発言。研修会に参加した私たちも、九州の地で他職種連携し、「やらなきゃ!」と思いました。

 

さて、馬見塚さんは、昨年12月からケアホーム「ニュンバ」で勤務しておられます。「ニュンバ」は医療的ケアを必要とする人が多く、これからは医療体制を整えたいと考えていますので、その中心的な役割を担っていただきます。

また、スタッフも「喀痰吸引等研修(医療行為)」を積極的に受け、医療的ケア体制を整えていきたいと思っています。 

(常務理事 馬場篤子)

 

 ニュンバ_R ニュンバ(安武町)

 

研修会で学んだことを活かし、しっかりケアをしていきたい

 

「ふわりんクルージョン2014」は、「明るく楽しい社会的包摂」をテーマに、誰も見放さない、明るく、楽しく、豊かな地域の創出を目指そうと、地域や医療、福祉、高齢、子ども、障害と様々なキーワードを軸にして実践者の皆さんが登壇し、熱い議論を交わした2日間となりました。

厚労省からは、新設された生活困窮者自立支援法や春から変わる障害福祉の説明が行われました。また、自民党総務会長の野田聖子さんが「私は母になりました 野田聖子・わが子との愛の闘い」と題して講演。障害児を持つ親として在宅医療を受けている現在を、写真を交えて話される中で、東京都内に重症心身障害児を中心に診察してくださる医師がたった一人であること、その医師が倒れれば息子の命も終わるという不安な中での子育ての大変さがひしひしと伝わってきました。

この後の特別シンポジウム「小児在宅医療・介護の明るい未来」は、医療依存度の高い子どもから子育て支援施策を考えるという視点で行われ、医師からは低出生体重児の増加に伴う医療施設の不足や元気になって退院していく子どもが多い中、医療機器に頼らなければ生きていけない超重症児が増えているなどの報告がありました。

話を伺っていくうちに「医療だ、福祉だ」と言っている場合ではなく、多方面からの整備が必要であり、法とマンパワーとその質の整備においても、もっと医療の解放、つまりケアスタッフでも出来ることを多くしていくことが多くの子供たちを助けることにつながると思います。

今回、研修会に参加し、学んだことを活かして頭に入れ、しっかりケアをしていこうと思いました。 

(ケアホーム「ニュンバ」看護師 馬見塚幸子)