イベント・研修会 (事業・活動)

「モンゴル夢コンサートin久留米」を鑑賞しました 。利用者の皆さん、目をキラキラ。感激しましたね。

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11月24日(月・祝)、久留米市の石橋文化ホールで、モンゴル国児童保護施設で暮らす子どもたちのチャリティーコンサート「モンゴル夢コンサートin久留米」が開催されました。主催は夢コンサートin久留米実行委員会。今回、コンサートを鑑賞する機会を得て、法人グループ利用者と夢工房の皆さんで会場に足を運びました。

 

極寒の地、モンゴル国でマンホールチルドレンと言われている子どもたち。しかし、彼らは決してあきらめない生きる力、優しさと感謝の気持ちを持った子どもたちです。

1991年の旧ソ連の社会主義崩壊と共に、ソ連の影響下にあったモンゴル国の経済も壊滅状態になり、失業者があふれました。近年は鉱山の開発が進み、高度成長の時代に入ったと言われていますが、物価の急騰により、貧富の格差が深刻な社会問題となっているようです。

その結果、子どもたちが育てられなくなり、アルコール中毒の大人たちからの暴力、育児放棄などが原因で、社会主義崩壊から20年以上過ぎた今も、マイナス40度の中、マンホールチルドレンたちは少なくないようです。

 

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その子どもたちの為の児童保護施設「太陽の子どもたち」を支援している団体、NGОしらゆり会ハミングバーズの主催で、このコンサートが久留米でも開催されました。

施設の名前は、モンゴルから太陽が昇る方向に日本があり、日本人から愛されているという喜びの意味で、「太陽の子どもたち」と名付けられました。

「太陽の子どもたち」では、小学1年生から高校生までの40名が将来の自立を目指し、職員たちは豊かな愛情を注ぎながら教育をされています。炊事、洗濯、掃除など全てを協力し、ひとつの大きな家族のようです。モンゴルの伝統芸能(楽器演奏、舞踊、雑技、切り絵などの工芸)や裁縫技術の習得、パン工房、ビニールハウスでの野菜作りなどをされています。

 

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このような子どもたちのコンサート。北九州のコンサートはすでに大盛況であったと言われ、友人に勧めてしまったものの、多少の不安は隠せませんでした。ところが・・・なんとすばらしい芸能力!感激の一言でした。演奏や舞踊、雑技の技術力もさることながら、子どもたちの目の輝き、エネルギッシュな行動力、周りの人をとりこにする微笑に感嘆しきりでした。

鑑賞の後、出会いの場ポレポレと夢工房の利用者の皆さんもキラキラの目の輝きで帰途につかれていました。

次回、来日のチャンスがあれば、また久留米に来てくださるように、実行委員の方にお願いをしてまいりました。    (夢工房スタッフ 井手幸子)