社会福祉法人 拓く

3月2021

2021年3月、「拓く通信」第16号を発行しました。「『Leo』と『ぷらっと』が織りなす物語」「『地域食堂』と『直売所」担い手誕生物語」「施設外就労 次の一歩へ」「第19回ポレポレ祭り報告」などを掲載しております。ぜひご一読ください。

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 ● 「拓く通信」第16号 詳細はこちらへ   PDF  → ダウンロード

 

2021年3月、「拓く通信」第16号を発行いたしました。

「拓く通信」は、障がいが重くても誰もが地域で暮らしてほしいと願い、「コミュニティづくり」に取り組む当法人の活動を、多くの皆さんに伝えるために制作した広報誌です。

年2回の発行を予定しております。

どうぞご一読ください。

 

3月11日、東北の皆さんとのオンライン交流企画を実施しました。ポレポレ祭りを通して10年、培った大切なご縁。今後も、つながりを大切にしてまいります。

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2011年3月11日から10年が経ちました。

10年前の3月11日、私は高校を卒業したばかりで自宅で過ごしていたときでした。緊急地震速報が流れ東日本で大きな地震が起きたと知り、驚いたことを覚えています。

私が経験したことのある災害と比べ物にならないほどの大きな地震と津波が起きて、大勢の方々が、胸が張り裂けるような思いをされていました。

今回、当法人は、3月11日の地震が発生した同時刻に東北の皆さんとオンラインで交流する企画をたてました。また、「あの日、何が起きたのか」、みんなで振り返り学ぼうと、事前に10年前の動画や資料を見ました。

震災直後、当法人は「一緒に祭りを通して元気になっていただきたい」との思いから、東北被災地の福祉事業所の皆さんに声を掛けました。「ポレポレ祭りに参画してください」と。カンパを募って「第10回ポレポレ祭り」にお招きし、一緒に盛り上げていただきました。以後10年間、毎年ご参加いただき、昨年実施した「第19回ポレポレ祭り」にも、NPО法人コーヒータイム理事長の橋本由利子さん(福島県)と井上航さんに遠方よりお越しいただきました。今ではポレポレ祭りの参画者として一翼を担っていただき、祭りには欠かせない大事な存在です。

 

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3月11日当日は、リモートで福島県と大牟田市、久留米市をつないで実施しました。NPO法人あさがおさん(福島県)、NPO法人コーヒータイムさん(福島県)、NPO法人つなぎteおおむたさん(福岡県)、そして当法人は夢工房、出会いの場ポレポレです。画面越しでしたが、橋本さん達と「元気にしていますか?」と顔を合わせました。会えなくても笑顔があふれる充実した時間でした。

ここ数年、九州でも大雨などの災害が続き、土砂崩れや浸水も生じて安心して過ごすことができなくなってきています。昨年の大雨の際、橋本さんから「大丈夫ですか?」とご連絡をいただきました。東北と九州、距離はあってもとても身近に感じ胸が温かくなったことを思い出します。

東北の皆さんやこれまで出会った皆さんとのつながりは大切なご縁です。思いを馳せながら、このつながりをこれからも大切にしていきたいと心より思っています。

(出会いの場ポレポレ 碇)

 

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安武そら豆復興作戦㊸ 3月初旬、防寒対策のために設置していたビニールトンネルを撤去しました。安武の大地に根を張り、サヤはすくすくと育っています。

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3月の初旬、防寒対策のために設置していたビニールトンネルを撤去しました。

寒い日が続きましたので、例年より少し時期を遅らせましたが、気温の上昇を考慮しながらの作業です。

 

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大空の下、青々としたそら豆畑が広がりました。

今の高さは約1メートル。

茎はまだ伸びますので、支柱を強化し列を整えています。

 「3月は寒くなったり暖かくなったりします。気を許せません。気温次第で対応を考えていきます」とスタッフ。

それぞれの茎や葉を丁寧に触り、一個一個のサヤを撫でながら命を育む日々です。

 

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そして、あちこちに大小のサヤがたくさん。

すくすくと実っている姿はエネルギーそのもの、私たちを幸せな気持ちにさせてくれます。

4月になれば、大きな粒を実らせたそら豆が収穫され、多くの方々の食卓にのることでしょう。

どうぞ、大地の恵みをたっぷり味わってください。

 

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春、「出会いの場ポレポレ」の前庭は花いっぱい。1年で花を通して、たくさんのつながりが生まれました。これからも花作りで笑顔と優しさを広げてまいります。

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ポレポレの朝は、色とりどりの花壇の花が迎えてくれます。

「おはよう!!」の笑顔で一日が始まります。

ちょうど一年前は素通りしていた花壇で、ハーブや木、草が息苦しそうに勢いを増していました。そこで、「花壇を整美しよう!」と知人のAさんに声をかけ、一緒に花壇作りをスタートしました。

昨年3月、メンバー(利用者)も一緒に土を耕し、草ぬき、土と肥料を入れ、土作りをして花の植えつけをしました。ふかふかの土の中でパンジー、ノースボールなどが次々に開花しました。

Aさんには、時々花の手入れに来ていただき、お蔭で、春・夏・秋・冬の季節の花々が絶える事なく色とりどりに咲いています。季節を感じることもできました。メンバー(利用者)も水かけを担当し、散歩したり花を見ながら休憩したりと楽しむ事ができるようになっています。

 

Aさんは、自宅の前にとても素敵な花壇を作っておられます。彼女の手にかかると緑が生き生きと命を吹き返して育っていきます。そう、園芸の才能を持っておられる、「グリーン・フィンガーズ!!」なのです。

ポレポレの皆さんから「きれいね」「ありがとう、優しいきもちになる」と声をかけられるとのことで、とても嬉しいと話されています。その相互のやりとり、つながりの中で、次は何の花をどこに、どんな風に植えようか、と意欲がわいてくるそうです。

又、地域の花壇仲間の方も誘って一緒に作業されたり、お互いの花をやりとりしてポレポレに植えていただいたりして、花壇の花が増えています。

1年で花を通して、たくさんのつながりが生まれました。これからも花作りで笑顔と優しさを広げていきたいと思います。

(出会いの場ポレポレ 浦川典子)

 

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