お知らせ (安武そら豆)
安武そら豆復興作戦㊽ 3月下旬、安武そら豆は、栄養を蓄えながらぐんと成長しています。「摘花」「摘芯」などの作業を重ねて、安武そら豆をさらに「おいしく」。日一日と収穫に近づいています。
3月28日、当法人のそら豆畑の風景です。
ビニルトンネルは外されて、葉色が一段と濃く、畑全体が活気にあふれています。
職員は、「摘花」「摘芯」などの作業を進めていました。
職員は、じっくりと莢の中の豆の大きさ、数を確かめながら、枝の先端や茎、莢などを切ります。
「豆粒の大きいものや数の多いもの、その莢だけを残していきます。それは、残した豆に栄養を送るため、おいしくするためです」
これからますます暖かくなります。
新芽やお花には、アブラムシ等の害虫や病気が発生し易くなるので、まだまだ油断はできまん。
そら豆(空豆)という、この和名の由来は、莢(サヤ)が空に向かって付くためといわれています。
莢が下を向き始めると、色が濃くなり、そして、光沢も出てきます。
「収穫だよ」と教えてくれて、いよいよ収穫となります。心待ちの毎日です。
「安武そら豆」について
安武の町のために、久留米のためにー。子どものために、みんなのためにー。
久留米市安武町は、大河・筑後川がもたらす肥沃な土壌、豊かな自然に恵まれ、昔から農業が盛んな町です。中でもそら豆の名産地でした。
昔、安武の農家の人はそら豆をたくさん育てて、現金収入のために久留米の町中に売りに行っていました。
「どこの人ね?」と聞かれて、「安武から来た」「ほんなら、これは安武豆たい」と評判に。
町中の人は、5月頃になると安武町の豆売りを楽しみに待っていたそうです。
安武そら豆の特徴は、大粒でつやつや、ホクホク。現在、市場に出荷する農家は数軒です。
そこで、2011年より当法人は、「農業振興にお役に立ちたい」と地域の皆様のご協力をいただきながら、「安武そら豆復興作戦」を実施しています。
以来、少しずつ作付面積を広げ、2016年4月には、「安武そら豆のおいしさ」を知っていただこうと「安武そら豆祭り・子ども祭り」を開催。
地域の園児や小学生が安武そら豆を植える「定植体験会」も開催してきました。
今後も、「安武そら豆」を地域振興につなげ、子ども達や地域の皆さんが自分達の町を誇れるよう、力を合わせて安武町の魅力を発信していきたいと思います。