お知らせ (安武そら豆)
安武そら豆復興作戦レポート⑩ 1月、冬越し中!花が咲いたよ。小さなサヤも見つけたよ。ぐんぐん育て、安武そら豆。4月中旬の収穫、販売が楽しみです。
1月21日、晴れ渡る青空の下、出会いの場ポレポレの畑を訪れると、安武そら豆はすくすくと育っていました。
冬越しのために張ったビニールトンネルの中はどうなっているかな。
安武そら豆は青々とした葉を広げ、愛らしい花をつけ、太い茎でシャキッと背を伸ばしていました。
そら豆の花はパンダのような姿で愛らしいです。
担当者は作業の手を休めてこう話しました。
「昨年より花が早いです。やはり、保温と霜よけのために、ビニールの上にパオパオという不織布を二重に張ったのが良かったです」
そして、「ここを見てください。サヤができています」とにっこり。
先に咲いていたそら豆の花は枯れ始め、自家受粉に成功した花には小さなサヤができています。
これからサヤが大きくなっていくには、豊富な日照と水分が必要となります。
安武小学校の3年・4年生、安武保育園・天心幼稚園の皆さんが定植した畑の安武そら豆も順調に育っています。楽しみですね。
今後も、追肥、横紐張りなどの作業を重ねていきます。
収穫は4月中旬の予定。
毎年、大勢の皆さんが、当法人のそら豆を楽しみにしておられます。
2月、3月と、成長が楽しみです。
これまでの「安武そら豆復興作戦レポート」は こちらへ →
■「安武そら豆」について
安武の町のために、久留米のためにー。子どものために、みんなのためにー。
久留米市安武町は、大河・筑後川がもたらす肥沃な土壌、豊かな自然に恵まれ、昔から農業が盛んな町です。中でもそら豆の名産地でした。
昔、安武の農家の人はそら豆をたくさん育てて、現金収入のために久留米の町中に売りに行っていました。「どこの人ね?」と聞かれて、「安武から来た」「ほんなら、これは安武豆たい」と評判に。町中の人は、5月頃になると安武町の豆売りを楽しみに待っていたそうです。
安武そら豆の特徴は、大粒でつやつや、ホクホク。
現在、市場に出荷する農家は数軒です。
そこで、2011年より当法人は、「農業振興にお役に立ちたい」と地域の皆様のご協力をいただきながら、「安武そら豆復興作戦」を実施しています。
以来、少しずつ作付面積を広げ、2016年4月、まずは「安武そら豆のおいしさ」を知っていただこうと「第1回安武そら豆祭り・子ども祭り」を開催。10月には、地域の園児や小学生が安武そら豆を植える「定植体験会」を開催しました。
今後も、「安武そら豆」を地域振興につなげ、子ども達や地域の皆さんが自分達の町を誇れるよう、力を合わせて安武町の魅力を発信していきたいと思います。