お知らせ (インフォメーション)
熊本地震支援のご報告⑩ 熊本は今なお、地震が続いています。西原村に仮設住宅が完成しました。引き続き、夏物の下着などのご協力をお願いいたします。
7月17日(日)、ポレポレ祭りに6年連続で出店していただいている福島県浪江町の橋本さんがこちらに来られましたので、一緒に熊本県八代の入所施設に地震のお見舞いに行きました。入所施設は福祉避難所になっていますので、地震の際には近隣の障害者施設の皆さんや近所の方々が避難されていたそうです。
ちょうどお邪魔している時に地震がありました。大きな地響きの音とすごい揺れでしたが、それでも震度「3」でした。1日に1回は小さな地震があり、震度「3」程度の地震が2日に1回はあるそうです。直下型の地震とは、こんなにも大きな音と突き上げるような揺れがあるのかと驚きましたし、熊本県の皆さんは怖いだろうなと思いました。また、「震源の深さ10km」が頻発しており、浅い場所での地震ですので、エリアメール(緊急地震速報)の発信が間に合わないとのことです。
「にしはらたんぽぽハウス」さんは、ボランティアの皆さんの「出会いの場」と「居場所」になっています。
次に、被害が大きかった熊本県益城村を通り、西原村に入りました。梅雨前線による豪雨の影響もあり、川の堤防が決壊し孤立する民家もあったとのことで、さらに厳しい状況になっているように思いました。
久しぶりに、障害者自立支援センター「にしはらたんぽぽハウス」さんを訪問しました。(一社)筑後中小企業経営者協会様を通して会員の皆様に呼びかけていただき、(株)キャリアリードさんや支援の方々からいただいた夏物のシャツなどをお贈りしました。「にしはらたんぽぽハウス」さんを通して、村内の支援活動のために活用される予定です。ご協力を有難うございました。
「にしはらたんぽぽハウス」さんには、今も日本中からたくさんのボランティアの皆さんが来ておられます。お会いしたのは、兵庫県西宮の青葉園(重心の通所施設)や西宮社協の方々、東京、徳島からの皆さんです。
興味深いのは、一度ボランティアでこの地を訪れた方が、この3連休を使って再び自発的に来られていたということ。そして、東京から来られた損保会社の方は、「また来週、他のメンバーを誘ってきます」、徳島から来られた人は、「来月、他のメンバーを誘ってきます」と話されていて、この輪は次々に拡がろうとしています。
震災ボランティアをきっかけに、見ず知らずの赤の他人がこの被災地で出会い、親しくなり、人のために一生懸命働き、寝食を共にし、ますます親しくなっておられるのです。
徳島のボランティアのお一人が久留米出身でしたので、当日は久留米に一緒に戻り、焼鳥屋で語り合いました。ご馳走のお礼に、来年の夏は徳島の阿波踊りの時に伺うことになりました。こうやって私たちもつながり、交流の輪が拡がっていくようです。
そのつながりを作ってくれているのはまぎれもなく、「にしはらたんぽぽハウス」の上村加代子さんや久保さんの力ではないかと思います。
震災後、状況によっては支援物資やボランティアが負担となり断っておられる処もありますが、上村さんは、支援物資も、ボランティアも「断らない」。「全て明るく受ける」ということ。上村さんの受け止める力は偉大です。確実に「にしはらたんぽぽハウス」さんは、ボランティアの人たちの「出会いの場」と、「居場所」になっています。
復興に向けて、西原村に仮設住宅ができていました。
4月から5月にかけて、西原村は地震が多く、皆さんはこの町に住み続けることができるかどうか心配だったと思います。
いよいよ復興に向けて仮設住宅が建ちました。戸数は302戸(第1次建設分:木造プレハブ50戸・第2次建設分:プレハブ252戸)です。7月9日、玄関鍵が渡されました。しかし、住宅の大きさに合わせて電気用品や家具などを購入しなければなりません。また住民の皆さんは出費がかさむようです。
夏物の下着などあると助かるとお聞きしましたので、再び、集めたいと思います。
皆さまのご協力をお願いいたします。 (常務理事 馬場 篤子)