お知らせ (安武そら豆)
2015年12月 「安武そら豆復興作戦」レポート① いよいよ越冬。寒さから守るために、ビニールトンネルを張りました。
2015年の秋、ポレポレ農園(安武町)の畑に定植したそら豆が日に日に大きくなっています。
そうして12月、寒さから守るために、ビニールトンネルを張りました。
いよいよ越冬です。
ビニールをめくると、青々とした葉を広げ、淡い紫色の蝶のような花が咲いています。
「今年は、開花が早いです」と職員。
気温の変動を敏感に感じるデリケートなそら豆たち。
そして、農業は天候次第。毎日、職員は気温を確認して畑に出かけ、
温度が上がればビニールを開け、夕方に閉めます。
これからの作業は、ビニールの開閉と脇芽摘み、花摘み。
一節に花粒が5本咲きますので、そのうちの3本を摘み取ります。
最後には、一節に1本の莢(さや)とします。
これが大きな莢にするための大切な作業です。
「根気のいる仕事です」と職員。
さらに技術を向上させようと、昨年、鹿児島県で研修を受けました。
収穫は来年4月中旬の予定。
毎年、大勢の皆さんが、当法人のそら豆を楽しみにしておられます。
おいしい旬の味覚をお客様にお届けできるように頑張ります。
■「安武そら豆」について
安武町は、昔からそら豆の産地でした。
「安武で育ったそら豆はおいしい」。
大半の農家が田の隅に1~2aほどを栽培し、ご飯のおかず、おやつとして食べていました。
現在、市場に出荷する農家は数軒。
そこで、2011年より当法人は、「安武そら豆復興作戦」を実施しています。
安武そら豆の特徴は、大粒でつやつや、ほくほく。
「安武地区の農業振興のため、お役に立ちたい」。
その一心で、土に向かっています。