お知らせ (研修)
7月 第26回全国グループホーム等研修会に参加しました 北摂杉の子会の施設も見学しました
7月24日・25日、神戸ポートピアホテルにて、第26回全国グループホーム等研修会~近畿地区大会~が行われ、当法人より4名が参加しました。
大会のテーマは、「地域の中で安心できる住まい、暮らしを創造していく」。
初日の基調講演では、神戸百年記念病院看護師の野村真波さんが、「障害を乗り越えて…」という演題で講演をされました。交通事故で右腕をなくされた当時の事から治療、リハビリの苦しみ、障害を乗り越えてのパラリンピック水泳日本代表としての挑戦などを、明るく、時には声を震わせながら語っておられました。お話をお聞きして、障害の受容の過程での苦悩や、周りの支え、仲間の大切さを教えていただきました。
次に、「終の住まいとしてのグループホームをどう考えるか」というテーマで、各団体の代表者と厚生労働省の方を交えて座談会が行われました。グループホーム・ケアホームが一元化される中で、障害者の地域生活がどのように進んでいくのか、本当に誰もが地域で生活していける「共生社会」の実現をどう目指していくのか、どのような現状なのかなど、熱心に討議されました。
2日目は、当法人の参加者4名がそれぞれ、「GHの高齢化対策と今後の対応を共に考える」や「GHにおけるホームヘルプサービス等の利用」「GHの事業展開について」「生活支援員、世話人さんの思いをぶつけよう」というテーマの分科会に参加し、今後のGHとして余暇支援の充実や高齢化に向けての準備、ご本人の意見を反映した運営など考えるよい機会になりました。
研修会終了後は、大阪府高槻市に本部を置く、社会福祉法人「北摂杉の子会」の施設を見学させていただきました。
松上理事長自ら法人の説明をしていただき、「レジデンスなさはら(グループホーム)」や「ぷれいすBe(生活介護・就労継続支援B型・短期入所・日中一時支援)」「ジョブジョイントおおさか」「たかつきブランチ(就労移行支援事業、自立訓練事業)」の施設見学に同行・説明をしていただきました。
各施設では、それぞれ自閉症や発達障害に特化した取り組みがなされており、今までの構造化に関する認識やどのような配慮が必要か考える機会をいただきました。(前田 力哉)