お知らせ (インフォメーション)

9月、社会福祉法人HOPさんが開設された「Sora」の竣工記念式典に参加しました。医療的ケアの方を受け入れるための浴室や宿泊場所などに様々な工夫。理事長の竹田さんとの出会いで多くを学び、勇気や元気もいただきました。

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9月28日(金)、社会福祉法人HOP(札幌市)の「Sora」開設において祝賀会が開催され、当法人より参加しました。札幌は九州から遠い場所ですが、理事長の竹田保さんにはこれまで大変お世話になっておりますので、竣工式には絶対にお伺いしたいと思い、夕方の6時ぎりぎりに札幌に着き、その夜の竣工記念式典に参加し、札幌を後にしました。

「Sora」は主に医療ケアを必要とされる重度の方を対象として開設され、「日中活動」のみならず、「児童ディ事業」「ショートステイ事業」を合わせて24時間、その方たちを支えるサービスを展開されていきます。施設を拝見し、医療的ケアの方を受け入れるための浴室や宿泊場所などに様々な工夫をされていました。

 

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 浴室                                  宿泊場所

 

竹田 保さんとの出会い

 

竹田保さんに初めて出会ったのは、確か2010年の秋です。当時、北海道厚生局長を務めていた藤木則夫さんが竹田さんに久留米に行くようにお願いしてくれました。

当法人が事務局を務める『生き方を探るシンポジウム』の実行委員長に筋ジストロフィーの塚崎修平君が就任したので、竹田さんに励ましてもらうためでした。竹田さんが、自ら筋ジスという難病と闘いながらの車椅子生活。しかし、数多くの事業所の運営と誰もが地域で暮らせる街づくりに挑戦しながら被災地支援、移動支援など多くを手がけておられ、当事者の経営者でもあり、リーダーでもある方なのです。

あの時、竹田さんは釧路から飛行機を乗り継ぎ、塚崎君を励ますためだけに久留米に来てくださいました。その後、塚崎君を北海道に呼んだり、彼が夜間にヘルパーを入れる時、一人暮らしする時、人工呼吸器をつけたりする時、岐路に立つ度に北海道から駆け付けてくださいました。そんな人情味のあるすごい方です。

 

竹田 保さんと一緒に東北震災支援に

 

2011年3月11日の東北震災地震、竹田さんは即座に部下を東北被災地に向かわせました。そして、ご自分は4月4日から被災地に入りました。私も宮城県石巻市に支援で入っていたので、竹田さんのリフトカーに乗せていただき、4日間、ボランティアセンターや地獄絵のような海岸端を回らせていただきました。危険を顧みず、休みもとらずに、被災者や支援者がいる場所に行く竹田さん。ハードなスケジュールの中、食事も口を通らなかったようでしたが、休まれることはありませんでした。すごい精神力と体力の持ち主。まさに精神力が難病を超えているという印象でした。出会いから約6年。竹田さんの生き方にはいつも多くを学んでいますが、勇気や元気もいただいてきました。         (常務理事 馬場 篤子)

 

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