2月5日(金)~7日(日)、アメニティーフォーラム第20回記念大会(滋賀県)に参加しました。多くの学びと刺激。意識変革をして、新たな取り組みにつなげます!


2月5日(金)~7日(日)、「アメニティーフォーラム20」が滋賀県大津プリンスホテルにて開催され、当法人より4名が参加しました。この催しは、障がいがハンディにならない社会の実現を目指して開催されており、毎回、全国から1500人を超える方々が参加されています。第20回記念大会の今回は、きたやまおさむさんと小室等さんによるジョイントコンサートも開催されました。
ここで、研修に参加した職員のレポートを紹介します。
2002年の7月のことです。2001年9月に「出会いの場ポレポレ」を開所した翌年、私たちは、アメニティーフォーラムの企画推進をされている北岡賢剛さん(現・社会福祉法人グロー理事長)にお会いするために滋賀の「オープンスペースれがーと」を訪ねました。現在は、「滋賀県社会福祉事業団」と「オープンスペース れがーと」が一つになって、社会福祉法人グロー(GLOW)になっています。
名古屋の島崎春樹さん(社会福祉法人あさみどりの会 元理事長)から北岡さんに頼んでいただいたためか、牛谷正人さん(現・社会福祉法人グロー副理事長)や中島秀夫さん(現・社会福祉法人グロー理事)など豪華な講師陣から、次々に講義をしていただきました。
「ご飯を食べに行く時間がもったいないでしょう。うちのパンでも食べて話をきいてください」
これにも、びっくり。北岡さんを始め、れがーと関係の方々は変革に燃えておられ、勢いがありました。今では当たり前になっている「地域支援」についてでしたが、当時の私たちは、「相談支援」や「レスパイトケア」等、初めて聴くことばかり。あまりにも予備知識がなかったので、皆さんのせっかくのお話もなかなか吸収できなかったのを思い出します。
私は、2003年2月からアメニティーフォーラムに参加しています。実は、これに刺激されて、2005年1月、「フォーラムinくるめ」を開催しました。
当時、佐賀知事に就任されたばかりの古川康さんにもお力をいただき、500名定員で企画準備。初めての試みで、達成には遠い数字とも思えたのですが、それから奮起し蓋を開けたら、2日間のフォーラムに1,000名以上の参加。快挙でした。当日は、福岡寿さん(現・長野県北信圏域障害者総合支援センター)や辻哲夫さん(元・厚生労働省事務次官)たちにも登壇していただき、久留米での取り組みが発信されるようになりました。あれから13年。アメニティーフォーラムの会場に行くと、懐かしい面々の皆さんは(私も含めて)年を重ねられ、会場も登壇者も私の知らない若い方々が多くなってきています。
今回のフォーラムに参加して心に残った点は、3日目の「アサダワタルが考える、これからの居場所の“創作”~個と個の交わる関係性を語り合う~」セッションでした。
特に、「内にこめる生きづらさを少し外に出すための表現活動の意味」で、上岡陽江さん(ダルク女性ハウス施設長)と西川勝さん(臨床哲学者・大阪大学CSCD特任教授)のセッション。
もうひとつは「これからの居場所の“創作”制度でこそできることと自律的で創造的な場づくりのハザマで」に登場した湯浅誠さん(法政大学現代福祉学部教授)と上田假奈代さん(NPO法人ココルーム代表理事)のセッション。これもとても興味深かったです。
上岡さんや上田さんを訪ねてみてお話をお聞きし、こちらの意識をかえて、新たな取り組みができたらと考えています。 (常務理事 馬場 篤子)

毎年、滋賀で開催される日本一の規模を誇るフォーラム。朝から夜中まで、厚生労働省などの行政、政治家、全国の先駆的な取組みを行っている人たちの講演会でびっしりスケジュールが詰まり、頭に入りきれない情報と刺激があります。私は今回で2回目の参加。本当に「時代が変わる」ことを実感させられるフォーラムでした。
行政や政治家、有識者の皆さんからは、「どの国も経験したことのない少子高齢化社会に突入する中で社会保障に対する財政抑制が厳しさを増しており、介護保険をはじめ障害福祉分野でもこれまでのように右肩上がりの予算の伸びは見込めなくなる」とのお話でした。その課題解決として、「地域包括ケア」「地域づくり」「一億総活躍」などの言葉が頻回に使われ、「誰もが能力に応じて労働やお金を出し合い、高齢者や障害者、子どもなどを分けることなく地域全体で支えていくことになる」とのことでした。「あぁ~やっぱりお金も人も足りなくなる時代、『共助・互助』を強めていく時代に変わるんだ」と実感しました。
また、社会全体が苦しくなる中で、100%税金で成り立っている社会福祉事業においては、「国民から良いことをやっていると納得してもらえる事業展開(専門性・地域貢献)」「透明性・信頼性の高い経営」「多様な人をマネージメントする力」が必要。これからは、「三方よし(会社よし・利用者よし・地域よし)」から「地球(環境)よし・次世代よし」を加えた「五方よし」の経営視点が必要との指摘がありました。
大臣官房の蒲原氏のプレゼンの中で、全国でも実践が広がっており、安武町でも行われている「子ども食堂」が例に挙げられ、障害福祉だけをやるのではなく、地域課題も包括的に解決していく取組み(地域づくり)を広げていくことが、これからの社会福祉法人の重要な役割になってくるとありました。
さらに、講義「これからの日本をデザインする」の中では、中央大学の宮本教授から、支える側と支えられる側では維持できない時代において、新しい考え方「支え合いを支える保障(共生保障)」とそれを作り出すための仕組み(支援付き就労、補完型所得、地域的居住)をどう創るかがポイントとなるということ。自治体の役割としては、分野を縦割りではなく横割りで好循環を生むために、どうそれぞれの機能を使えるようにするのかがポイントになる、と提言がありました。
最終日は、地域づくりをメインテーマとした連続講義「アサダワタルが考える、これからの居場所の”創作”」を受講。表現活動(話す、踊る、描くなど)としてのアートを媒体に、これまでの枠にはまらずに、知らない「あなた」と「私」との関係をつないでいく居場所の紹介と役割の意味。確かに人と人とがつながることで豊かな生き方が生まれてくる一方では、お金は期待できないジレンマがある。時間はかかるかもしれないが、そういう場づくりにお金をかけ、評価される時代がやってくるはずであると湯浅氏は話されました。
社会情勢や総合支援法3年後の見直しをはじめ、これから変わりゆく時代において、当法人がどう向かっていくべきか、とても示唆に富んだフォーラムでした。 (グループホーム責任者 浦川直人)

今回、沢山の講義を一度に聞き、頭から足先までお腹いっぱいになった感があります。深夜まで及ぶ講演とそれを熱心に受講する人、とにかく素晴らしかったと思います。
その中で関心のあった徳島大学大学院の境泉洋先生による講演「ひきこもりの実態と構造~高齢化するひきこもり」についてレポートします。
ひきこもりとは?
ひきこもりの定義は、様々な原因の結果として社会参加を回避し、原則的には6ヵ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態を指す現象概念です。ひきこもりには、精神疾患の症状からくる二次性と、精神疾患が直接原因の零次性、精神疾患の症状がない一次性とに分類されます。ひきこもりの子どもを持つ家族は、わが子に精神疾患があるはずがなく一次性だと考えますが、実際に支援してみると、統合失調症や発達障害がベースにある二次性というケースが多いといいます。性別では、学生の間は男女差がなく、18歳以上では男性が8割、女性2割。男性に多い理由としては、就労へのプレッシャーや働く以外の役割が男性に少ないこと、発達障害は男性が多いことがあげられます。
ひきこもりの初期・中期・慢性期~回復期へ
人の心理状態として、楽しいことを追い求める人は家にずっとは居ませんし、嫌なことがないことを求めると家に居たくなるものです。ひきこもりの心理として、人は何かをする時にはメリットのある方向へ動こうとしますので、初期は不安な状況を避け、これを維持するために家にこもります。ですが、ひきこもるよりもメリットがあればそちらに行くことができます。
中期には、出て行こうとしますが、失敗体験を学習して無力となってしまい、慢性期には、楽しいから家にいるのではなく、嫌なことが起こらないメリットがあるから家にいるということ。本人はこのままではいけないという気持ちはありますが、何かしなければという焦りと何もできないという恐怖との間で葛藤を生じるのです。
ひきこもりからの回復初期は、楽しい気分になれる行動をワンステップずつ提示し、この時に現状維持以上の生活できるようにして成功体験を作り、メリットとすること。この行動レパートリーをどれだけ沢山提示できるかということです。現状以下の生活になるとデメリットを作ってしまうのでやり方を間違えないこと。回復後期には、嫌なこともあるけれど何かに挑戦したい気持ちにさせること。頑張っていればいいことがあるという気持ちにさせること。家族は最初からこの方法をとろうとするので失敗し、失敗体験となり更なるデメリット、ひきこもりを誘発してしまうのです。
大切なことは知り合いを増やし、相談を受けるとともに地域での受け皿を作っていくこと。まずは気持ちよく過ごし、ちょっとやろうかなという気持ちを持つことが大切ということでした。相談支援をするなかで、ひきこもりのケースがあるので参考にしたいと思います。
(相談支援専門員 大力 陽子)
滋賀で行われたアメニティーフォーラムには、全国の事業所よりたくさんの方々が研修を受けに来られていました。フォーラムではさまざまなテーマのもとで研修が行われて、地域に視点を置いたお話や3年後の法律改正についてのお話が多かったように思います。
その中で一番印象強かったのは、東田直樹さん(作家)と東田美紀さん(お母さん)の「自閉症の僕が跳びはねる理由」「わが子の可能性を信じる子育て」という講演でした。以前NHKで放送された「君が僕の息子について教えてくれたこと」という番組で東田さんのお話が放映され、「出会いの場ポレポレ」にて拝見しました。その時に東田さんの事を存じ上げ、フォーラムで実際に御本人よりお話を聞かせていただきました。小さい頃から様々な取り組みをされており、特に印象に残っている事がフラッシュカードで、一種類のカードだけでなく、さまざまな種類のカードを組み合わせて(図や、英語表記、計算式が表記されているなど)飽きがこないよう、言葉の習得に繋げていったとのことでした。最後に質問を受けられていた際、沢山の人々の中での長時間の講演ということもあったためかステージ上を飛びはねたりお母さまへ問いかけを何度もされたりしていましたが、会話のできない重度の自閉症ということで、紙で作ったパソコンの文字盤をポインティングすることにより援助なしでコミュニケーションをし、長い質問に対しても時間をかけてしっかりと質問に答えておられました。
どんな障害があっても地域で共にみんなで暮らしていくために、私ができる事は何だろうか。そのためにどのような取り組みを考えていけるのだろうか、と改めて考える機会になり、刺激をいただいた研修となりました。(出会いの場ポレポレ 碇 翔南子)
2月12日より、「みづまの駅」にて「パン工房ポレポレ」のパン販売を始めました。ぜひお立ち寄りください。これからも魅力ある商品づくりに取り組んでまいります。

2月12日より、久留米市三潴(みづま)町にオープンした『みづまの駅』にて、「パン工房ポレポレ」のパンを販売しています。
店内には、三潴町をはじめ、筑後川流域の農産物・畜産物・加工品や熊本県・大分県などの活魚・海産物、そして、自然素材の手作り弁当惣菜などこだわりの商品が置かれています。


今回、利用者さんと職員はさらに商品開発に取り組み、ぶどうパンやくるみパン、白桃・グレープフルーツデニッシュなどを店内に並べました。
「ぶどうパンだわ。いいわね」
「買ってみよう」
パン売り場ではそんな会話が聞かれ、お客様は手に取っておられました。
2001年、「出会いの場ポレポレ」が開所したと同時に、「パン工房ポレポレ」はオープン。
「ポレポレのパン」として親しまれて約15年となりました。
これからもより多くのお客様に喜んでいただけるよう、丁寧に、丁寧に、パンづくりに取り組んでまいります。三潴町に行かれた際には、ぜひ『みづまの駅』にお立ち寄りください。
みづまの地域に親しんでいけるように頑張っていきます。
(出会いの場ポレポレ パン工房 橋本 隼人)

■みづまの駅 久留米市 三潴町 高三潴534-1 (三潴小学校前)
2月15日号(297号)の「シャイニング」を発行しました。今号は、福岡三越「まごころ販売」の報告、惣菜処ぽれぽれからの「素敵な過ごし方、一緒に考えよう」、リレートークを掲載しております。ぜひご覧ください!

当法人は、2001年より「Shining(シャイニング)」を発行しています。
それ以来発行を続け、今回の2月15日号で通巻297号になりました。
現在は、主に出会いの場ポレポレ、惣菜処ぽれぽれ、夢工房、グループホームを利用されている皆さんに、当法人の活動などをお伝えするために発行しています。
発行は月2回を目指しています。
各事業所には掲示をさせていただいています。
お立ち寄りの際は、ぜひご覧ください。
2月 安武そら豆復興大作戦 レポート② 雪にも霜にも負けるものか!安武そら豆はすくすくと育っています。

2月、安武そら豆は、ビニルトンネルの中ですくすくと育っています。
1月は大雪もありましたし、霜も降りますが、花芽が増えて、蝶のような花がたくさん。
これから、花は上へ上へと咲いていきます。
この時期は、追肥をします。
「小さな莢(さや)ができていましたよ」と担当者。
先に咲いていた花は枯れ始め、小さな莢ができてくるのです。
でも、まだ寒さはこれから。
担当者は整枝の作業などで、毎日手を掛けて、心をこめてー。
そして、予定では、いよいよ4月中旬は収穫へ。待ち遠しいです。


こちらは2月11日現在 こちらは12月末


2月1日、第4号「拓く通信」を発行しました 。私たちの思いをたっぷりと書きました!「自助と互助の力を高めていきましょう」「あたりまえに地域で暮らす、の原点から暮らしの支援を考えよう」「地域で子育て やすたけ子ども食堂」などを掲載しています。ぜひご一読ください!


頁の一部です
「拓く通信」は、年に4回(4月・7月・11月・2月)、「地域に居場所を拓く」「誰でもがどんな状態になってもこの町で暮らす」という思いを込めて発行しております。
今回、第4号・冬号として、2月1日号を発行いたしました。
〇配布場所
出会いの場ポレポレ(安武町)・パン工房ポレポレ(安武町)・FOODS CAFE YUME(御井町)・惣菜処ぽれぽれ(上津町)・各グループホームなど
2015年11月・12月、柳川療育センターにて現場研修を行いました。今後も、障がい児者の高齢化・重度化に対応した支援の充実・強化を図るために研修を重ねてまいります。
11月9日・10日と16日・17日、11月30日・12月1日、社会福祉法人高邦福祉会の柳川療育センターにて、「医療的ケア」の知識や技術を学ぶことを目的に、当法人は班に分かれて職員が実習に参加しました。
柳川療育センターは、福岡県柳川市にある重症心身障害児(者)施設。障害を持つ方々が社会の中で快適に生活できるように、入所と外来のサービスに努め、リハビリテーション、療育等も行っておられます。
今回、参加者の研修報告を紹介します。

今回、医療的ケアが必要な方々が暮らす様子を2日間見せていただき、実習をさせていただきました。日頃、福祉サイドから生活を支えている私たちですが、柳川療育センターの現場を拝見したことで、清潔、不潔の感覚が全く異なることが分かり、感染対策は今後、多くの改善の余地がありそうです。しかし、感染対策を万全に行えば行うほど、消耗品に莫大なコストが必要になることも課題のように感じます。
食事については、誤嚥を回避するためにきざみ食のリスクは高いので、とろみ食を提供されています。当法人でも、すでに嚥下の研修を行いましたが、飲み込みの状態等の把握が今後は必要ではないかと思います。そうした時に、きざみ食なのか、とろみ食なのか、保護者の皆様にも一緒に勉強していただき、これからのことを考える時期がきていると思いました。
障がい者の重度化、高齢化に向けて、健康であり続けるため、私たちが何をすべきか、今から勉強していきたいと思います。 (管理者 北岡 さとみ)

当法人では、通所者・入所者が安心して地域生活を送るための体制づくりとして、障がい児者の高齢化・重度化に対応した支援の充実・強化を図ることに取り組んでいます。その取り組みのひとつとして、医療的ケアに対応できる支援体制の整備を進めているところです。
久留米市でも、平成23年度から、痰の吸引や経管栄養などの日常的な「医療的ケア」が必要な児童を事業所で夜間預かる「医療的ケア短期入所」を支援する事業を始めています。今回、当法人がこの事業を受託することになり、柳川療育センターにて「医療的ケア」の知識や技術を学ぶことを目的に研修させていただけることになりました。
1日目は、午前中オリエンテーション、午後からは、自分自身が利用者になり機械浴を体験させてもらったり、食事介助をさせていただいたりしました。2日目は、担当の指導者に付いて「医療的ケア」の必要な方のケアをさせていただきました。
2日間という短い研修期間でしたが、私にとってはとても充実した2日間でした。
五感の重要性や姿勢の大切さ、その人の立場になって考えるのではなく、その人自身になって考えないと気付かないことがあるというと、また経験や体験を通してその人の生活の質が向上することなど、改めて考えさせられる機会となりました。
また、安心・安全・快適に日々の生活するための環境設定や、衛生面、感染予防について、学ぶべき点もたくさんありました。
今回、柳川療育センターで学ばせていただいたことを、今後の当法人の医療的ケアに対応できる支援体制の整備にいかしていきたいと思います。 (出会いの場ポレポレ 鹿子島功子)

柳川療育センターは、外来リハビリテーション、療育相談(成長や発達の相談、栄養や食事の相談、社会生活に関する相談、医療・福祉手続の相談など)のほか、重症児(者)通園定員5名、短期入所事業・日中一時支援 定員5名、入所者定員55名の事業を行っています。
初日は、オリエンテーション、入浴体験、摂食体験を、2日目は、PTの理学療法の見学、通所の様子の見学などをさせていただきました。
重症心身障害の方、また初めて会う方ということで、どうコミュニケーションをとればいいのか、どういうサインを出しておられるのかと考えながら接している時、最初に、私が出会いの場ポレポレに足を運んだ時に同じ気持ちになったことを思い出しました。
重症心身障害の方の対応ということで、衛生面、感染症への対策などしっかりとされていて、当法人でも今後、重度化、高齢化が進んでいく中で、対策を進めていかなければと感じました。
通所の場では、視覚刺激を感じることが発達への第一歩という考え方から、天井、壁にカラフルな飾りが施されていたり、活動の中でも快の刺激をということで、エアートランポリンを部屋で膨らませて、みんなで乗り、ゆらゆらとゆったりしたり、バインバインと跳ねたりと、とても楽しそうな表情やリラックスした雰囲気になっていました。
他にも、ハンモックでリラックスしたり、新聞紙相撲をしたり、年末には書き初め、干支飾りを作ったりなど、色んな事をされているそうです。
今後、取り入れることが出来るものはどしどし取り入れていこうと思いました。
(出会いの場ポレポレ 前田 力哉)

11月16日・17日の2日間、柳川療育センターで5班に分かれて研修を受けました。柳川療育センターの利用者は医療ケア、移動や着替え、トイレなど多くの部分で介助を必要とされる方々です。
言葉は喋れない利用者が多い中、どのようにして現場のスタッフの方々はコミュニケーションを取っておられるのか疑問を持っていました。
研修では、柳川療育センターのスタッフの方の同行のもと、食事介助やトイレ介助を経験させていただき、コミュニケーションの取り方も見ることができました。そこでは、利用者のわずかな目線や顔の表情を読み取って「YES、NO」を聞いたり、「ひらがなが書いてあるボード」をつかって意志を伝えたりするやり方などを拝見しました。
他にも、看護師・OT・PTなどの専門的な分野のスタッフがたくさんおられて、気づいた点を現場のスタッフに伝達し、みんなが情報を共通理解されていました。
今回、出会いの場ポレポレでは見ることができない経験をさせていただきました。今後はこの経験を活かしていきたいと思います。 (出会いの場ポレポレ 小川真太朗)

今回の研修では、重症心身障害の方とのコミュニケーションの取り方等勉強になる事がたくさんありました。特に目の動き、眉の動き等でイエス・ノーを判断する等、日々の利用者さんの小さな変化も見逃さない職員の方々の姿勢は見習う点が多かったと思います。
また、重症心身障害の方が多い中、感染症予防がしっかり徹底されており手洗いひとつとっても日頃の自分の行動を見直す機会になりました。
さらに、利用者のベッドには、いつ・どの支援者が入っても同じ介助が出来るように「見える化」が徹底されており、私も日々の活動に取り入れていこうと思いました。
(出会いの場ポレポレ 児玉 元気)

今回、柳川療育センターの研修を受けて率直に感じた事は、10名程度のグループにスタッフが数名で対応する出会いの場ポレポレとは違い大人数の利用者様をスタッフ総出で入浴をしたり活動をされていて、ポレポレの日中活動やグループホームがいかに手厚い援助であるか、ということでした。
医療的ケアが必要な方々が約50名利用されている療育センターでは、午前8時過ぎに伺った時点でおむつ交換の真っ最中でした。1部屋5~6名の方をスタッフ総出で一斉におむつ交換されていたので、プライバシーも何もないと思ってしまいました。しかし、後のオリエンテーションでプライバシーより安全・命が大事だと言う事が分かりました。目・手を離さないということでプライバシーより安全を優先。また、五感の大切さも教えていただきました。私は1日目だけの実習を受けましたので、リハビリや療育的な事をもう少し知りたかったと思いました。
(居宅介護センターカリブ 稲田 智美)

2日間の研修では、重度の方がほとんどということもあり、感染症を防ぐための対策がしっかり構築されていることに驚きました。イソジンで陰部を消毒したり、消毒液を持ち歩いたりされていましたので、常に衛生管理ができています。室内はもちろんのこと、週2回しか入浴されない利用者の方々から排泄臭が全くしません。
衣類の洗濯では、必ず洗剤と一緒に次亜塩素酸を小量入れ、乾燥機にて熱により殺菌がきちんとされています。次亜塩素酸入りの洗濯や消毒液の持ち歩き等はすぐにでも取り入れたらよいのではないかと思いました。
こちらの施設では姿勢をとても大切にされており、姿勢が崩れることにより内臓にまで悪影響を及ぼすため、時間をかけ姿勢を正しく保つようリハビリに力を入れられていることがとても印象に残りました。例として、PTの指導を見学。そこでは、筋緊張により長時間同じ姿勢をされている影響で喀痰がたまり呼吸が苦しい方を少しずつご自分の力で緊張をほぐすようリラックスさせ、胸を開き自発的に呼吸が楽になるように手助けをされていましたし、姿勢がこれ以上悪くならないようリハビリを継続されていました。とてもうらやましい環境だと思います。今後、車いすの方の姿勢に着目し、私たちが出来ることは何かを考え、取組んでいきたいと思いました。
(出会いの場ポレポレ 石橋 千鶴)

柳川療育センター内は1~3階まであり、それぞれの場所で活動をされていました。私が2日間の研修でとても印象強く残っているのが、理学(PT)、作業(OT)、言語聴覚(ST)の部分と感染予防に対しての対策についてでした。
座位保持装置に座られる時の姿勢や、横になられた時の姿勢保持、一つ一つの動作等、ゆっくりと丁寧にそれをリハビリスタッフだけでなく他職種のスタッフ一人一人が感染予防に徹底して取り組まれており、私達の日常を見直すことが多くありました。
また、職種に関係なく連携されている姿があり、考えさせられる事が多くある研修となりました。
(出会いの場ポレポレ 碇 翔南子)

柳川療育センターでは、職員の皆さんが看護・介護・保育等の資格を持たれるスペシャリストが揃っておられ、医療・療育に努めておられます。
外来診療では、療育において早期発見・早期治療が望ましく、小さなお子様をPTの方が温かく愛おしそうに訓練されていました。
今回の研修において、医療的ケアの現状を見学させていただき、医療の大切さを感じました。
入所の方々とのコミュニケーションを通し、快・不快のサインを見つけ現状を知る事。安全・安楽に援助する為の留意点、タッチングを利用し表情や行動から知る、目線・立ち位置を合わせ、常に疑問を持つ事等、改めて考え直す事ができました。
相手を変えるのではなく「自分が変わる」。松尾看護部長の言葉から教えられた2日間でした。 (グループホーム世話人 今岡 勝美)
柳川療育センターは重度の方の入所ということで、自分達が寝る場所と活動する場所は同じ階にあり、当法人のグループホームの生活とは違う形だなと感じました。
朝礼では、夜勤者からの報告に加え、教本をその日の担当が読み、医師が追加して病気の話をされ、日々違った病気の知識も勉強されていました。また、一人ひとりのことをみんなで考える取り組みがされており、利用者の担当が、皆の前でその方の最近の様子を話す。そして、それに対して、こうしてはどうかという話をされていました。チーム医療と聞いたことはありましたが、介護の現場でも実践されているのが印象的でした。
また、センターでは、介護福祉士を持ちながら保育士の資格を持っている方が何人かいらっしゃいました。保育士資格を持っている人は、保育士の研修にも行き、そこで学んだことをまた普段の活動に活かされているのです。保育の部分で学んだことを介護の現場で活かす取り組みが自分はとても面白いと感じました。
研修では、どの職員の方もこれまでたくさん実習生を受け入れている経験から、こちらの質問に対してたくさん答えていただきました。私自身が直面した、365日対応が必要になった時の話をすると、後見人さんとはどんなやりとりをしているのか、ご家族とはどのようなやりとりをしているのかなど、色々聞かせていただきました。
そして、療育センターでは、病院で亡くなられた利用者の方は柳川療育センターに戻ってきてもらい、入浴、整容を行い、最期のお別れをされているとのことです。
普段、出会いの場ポレポレで働くだけでは知ることのなかったことをたくさん勉強させていただき良い研修の機会となりました。(GHチェムチェム 白數 直基)
2016年1月15日号(296号)の「シャイニング」を発行しました。今号は、「つながりも残せる財産 いざというときのために!」「喀痰吸引等研修(第3号)受講者募集」などを掲載しております。ぜひご覧ください!

当法人は、2001年より「Shining(シャイニング)」を発行しています。
それ以来発行を続け、今回の1月15日号で通巻296号になりました。
現在は、主に出会いの場ポレポレ、惣菜処ぽれぽれ、夢工房、グループホームを利用されている皆さんに、当法人の活動などをお伝えするために発行しています。
発行は月2回を目指しています。
各事業所には掲示をさせていただいています。
お立ち寄りの際は、ぜひご覧ください。
2015年12月13日 安武校区健康マラソン大会に参加しました。多くの方々から声援をいただき、3位入賞。楽しい大会となりました。
2015年12月13日(日)、小雨が降る中、安武校区健康マラソン大会に参加しました。
メンバーは「出会いの場ポレポレ」職員4名とおごう医院(安武町)の淡河先生、そして、以前からポレポレに関わってくださっている佐藤さんの6名です。
今回、1人1km、タスキを渡して走る駅伝(一般)の部に出場しました。追い抜き、追い越され、結果は3位入賞!!といっても、一般の部の出場チームは3チームだったため、最下位の結果でした(笑)。しかし、「ポレポレの人やん。頑張って~」と参加していた小学生や中学生、多くの方々から温かい声援をいただきました。応援団も盛り上がり、今までいろんな方との関わりを積み重ねてきたからこその楽しい大会になったと思います。
来年は女性チームも結成するぞ!と意気込んでいます。楽しく走りたい方は、ぜひ一緒にチームを作りましょう♪


2016年1月1日、『あたりまえに地域で暮らしたい』を刊行しました。私たちの歩みと活動をまとめた本です。頒布ご希望の方には、予約販売をいたします。

この本は、1980年代より、重度の知的障がい児の保護者と教員が仲間となり、
「障がいが重くても、慣れ親しんだ地域であたりまえに暮らしたい」の願いのもと、
地域に飛び出して、多くの仲間、支援者で地域をつくっていった物語です。
登場するのは、わが子をどう育ててよいか模索しつつ、「人」とつながろうとする保護者。
葛藤を抱えた保護者を時には叱咤激励しながら、長年、共に歩んできた教員。
そして、「私が何か役に立てたら」と手をさし出す地域の皆さん。
そのような人々の語る一言一句は、誰もが人生の途上で立ち止まらざるをえない時、
勇気を出して誰かとつながり、一歩を踏み出すことの大切さを教えています。
保護者と教員で、社会福祉法人を立ち上げて15年。
超少子高齢社会を迎え、次なる願いは「障がい者も高齢者も若者も、誰もがあたりまえに暮らせる地域づくり」。地域づくりに取り組む方々にも読んでいただきたい一冊です。

■概要
題名 『あたりまえに地域で暮らしたい』 発行日 2016年1月1日
体裁 B5判変形・52頁 発行部数 300部 発行 社会福祉法人拓く 協力 ポレポレ倶楽部
※頒布ご希望の場合 定価1,000円(税込)で販売いたします。
詳細はお問い合わせください。
■お問合せ・頒布申込先
社会福祉法人 拓く 〒830‐0032 福岡県久留米市安武町武島468-2 TEL 0942‐27‐2039
■内容詳細
第1章 「拓く」は、特別支援学校の保護者と教員有志の願いから生まれた。
1 保護者と教員。特別支援学校で出会い、仲間になった。
2 特別支援学校から地域の学校へ帰ろう。共生教育を進めた。
3 久留米市立江南中学校3年5組 西村純子さんとみんなの「35人36脚」
第2章 法人化へ。共に生きる場を拓く会
1 保護者も教員も学びつづける
2 多くの支援者を集めた
3 安武町の皆さんと知り合った
第3章 新しい出会いを求めた
1 精神医療関係者の門を叩いた
2 タイムケア 友人知人、住民と手をつないだ。
第4章 グループホームで暮らそう 地域の人ともっとつながりたい
1 グループホームがいいと保護者が決めた。まずは無認可から。
2 支援者と協働で開いたグループホーム「三原さん家」
3 わが子を学校に、地域に託した。今度は、私たちが地域の役に立てたら。
第5章 新たな力が輝きはじめる
力を合わせて、次の時代を切り拓く 他




2015年12月 「安武そら豆復興作戦」レポート① いよいよ越冬。寒さから守るために、ビニールトンネルを張りました。


2015年の秋、ポレポレ農園(安武町)の畑に定植したそら豆が日に日に大きくなっています。
そうして12月、寒さから守るために、ビニールトンネルを張りました。
いよいよ越冬です。
ビニールをめくると、青々とした葉を広げ、淡い紫色の蝶のような花が咲いています。
「今年は、開花が早いです」と職員。
気温の変動を敏感に感じるデリケートなそら豆たち。
そして、農業は天候次第。毎日、職員は気温を確認して畑に出かけ、
温度が上がればビニールを開け、夕方に閉めます。


これからの作業は、ビニールの開閉と脇芽摘み、花摘み。
一節に花粒が5本咲きますので、そのうちの3本を摘み取ります。
最後には、一節に1本の莢(さや)とします。
これが大きな莢にするための大切な作業です。
「根気のいる仕事です」と職員。
さらに技術を向上させようと、昨年、鹿児島県で研修を受けました。
収穫は来年4月中旬の予定。
毎年、大勢の皆さんが、当法人のそら豆を楽しみにしておられます。
おいしい旬の味覚をお客様にお届けできるように頑張ります。

■「安武そら豆」について
安武町は、昔からそら豆の産地でした。
「安武で育ったそら豆はおいしい」。
大半の農家が田の隅に1~2aほどを栽培し、ご飯のおかず、おやつとして食べていました。
現在、市場に出荷する農家は数軒。
そこで、2011年より当法人は、「安武そら豆復興作戦」を実施しています。
安武そら豆の特徴は、大粒でつやつや、ほくほく。
「安武地区の農業振興のため、お役に立ちたい」。
その一心で、土に向かっています。





