社会福祉法人 拓く

11月18日号の「シャイニング」を発行しました。「第15回ポレポレ祭りのお礼」「利用者さんがもっと輝けるポレポレ祭りを目指して!」「安武そら豆の定植をしました・いよいよそら豆のシーズンです」の記事を掲載しています。ぜひご覧ください。

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当法人は、2001年より「Shining(シャイニング)」を発行しています。

それ以来発行を続け、今回の11月18日号で通巻305号になりました。

現在は、主に出会いの場ポレポレ、惣菜処ぽれぽれ、夢工房、グループホームを利用されている皆さんに、当法人の活動などをお伝えするために発行しています。

発行は月1回を予定しています。

各事業所には掲示をさせていただいています。

お立ち寄りの際は、ぜひご覧ください。

11月6日、「~湧き出る力 ☆ みんなで創ろう~」をテーマに、第15回ポレポレ祭りを開催しました。たくさんの皆さん!一緒に創りあげていただいて、ありがとうございます。

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11月6日(日)、秋晴れの空の下、第15回ポレポレ祭りは、3000人以上の来場者をお迎えすることができ、大成功を収めることができました。お陰さまで、バザー28団体、ステージ出演13団体、400人を超えるボランティアの皆さんも集まり、ガレージセールの商品提供には2000点以上、広告協賛に281件、合計208万円をいただきました。多くの方々のご協力・ご支援をいただき、誠に有難うございました。

今年のテーマは「湧き出る力 ☆ みんなで創ろう」です。多くの方々に参画していただき、一緒に創りあげていただきました。4月に当法人が初めて行ったそらまめ祭りや、8月に安武八幡神社での「よど」など地域に拓かれた行事に参加し、そこで出会った人たちがまた新たにポレポレ祭りで活躍していただきました。

学校交流でも、障がい学習、干潟体験、安武町とそらまめの学習、そらまめの定植、そらまめマグネット作りやお祭り当日のゲームを一緒に考えたり、多くの交流を通してそれぞれが知り合い、学び、楽しんだりしたことで、お祭りだけではなく、同じ地域の仲間としてのつながりを広めていきました。

また、合理的配慮の行き届いた会場づくりを毎年進めています。今年は新たに視覚障害への配慮ということで、実行委員会で福岡県盲人会連合の池田会長をお呼びし、アドバイスをいただき、点字のパンフレットを作ったり、どのようにガイドをしたりすればよいのかお話いただいたりしてきました。

そして、今回も、被災地・東北の方々に6年続けて祭りに参加していただき、物産の販売やなみえ焼きそば、さらに4月熊本震災から当法人が支援を続けているたんぽぽハウスの皆さんにもお忙しい中、祭りに初参加していただき、物産の販売やいのししラーメンの販売で大盛況でした。イベントでは災害クロスロードを行い2つの震災を通して、私たち自身が日頃から何を備えるべきか、みんなで学ぶことができました。

今年から始まった子ども広場では、鯉の釣堀、皿回し、バルーンアート、紙飛行機では地域の方から多くの手伝いをいただきました。イベントではみんなが思い思いに踊り、歌い、笑いとても晴れやかな時間を過ごすことが出来ました。

2002年秋より15回続いてきた「ポレポレ祭り」。積み上げた歴史、つながりがあって本日を迎えられたと実感しています。今後、「湧き出る力 ☆ みんなで創ろう」という思いが広がっていき、誰でも混ざり合えるような社会になっていくよう願っています。

どうぞ、来年の「ポレポレ祭り」もご協力・ご支援をよろしくお願い申し上げます。

 

社会福祉法人拓く      理事長 野田 文子

出会いの場ポレポレ    管理者 北岡 さとみ

第15回ポレポレ祭り 実行委員長  前田 力哉

 

 

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社会福祉法人拓く 理事長 野田 文子    第15回ポレポレ祭り 実行委員長 前田 力哉

 

img_0074 子ども広場

 

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メインステージは盛りだくさん!

歌や踊り、太鼓演奏、トライアル自転車などを披露していただき、有難うございました。

 

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9月、社会福祉法人HOPさんが開設された「Sora」の竣工記念式典に参加しました。医療的ケアの方を受け入れるための浴室や宿泊場所などに様々な工夫。理事長の竹田さんとの出会いで多くを学び、勇気や元気もいただきました。

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9月28日(金)、社会福祉法人HOP(札幌市)の「Sora」開設において祝賀会が開催され、当法人より参加しました。札幌は九州から遠い場所ですが、理事長の竹田保さんにはこれまで大変お世話になっておりますので、竣工式には絶対にお伺いしたいと思い、夕方の6時ぎりぎりに札幌に着き、その夜の竣工記念式典に参加し、札幌を後にしました。

「Sora」は主に医療ケアを必要とされる重度の方を対象として開設され、「日中活動」のみならず、「児童ディ事業」「ショートステイ事業」を合わせて24時間、その方たちを支えるサービスを展開されていきます。施設を拝見し、医療的ケアの方を受け入れるための浴室や宿泊場所などに様々な工夫をされていました。

 

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 浴室                                  宿泊場所

 

竹田 保さんとの出会い

 

竹田保さんに初めて出会ったのは、確か2010年の秋です。当時、北海道厚生局長を務めていた藤木則夫さんが竹田さんに久留米に行くようにお願いしてくれました。

当法人が事務局を務める『生き方を探るシンポジウム』の実行委員長に筋ジストロフィーの塚崎修平君が就任したので、竹田さんに励ましてもらうためでした。竹田さんが、自ら筋ジスという難病と闘いながらの車椅子生活。しかし、数多くの事業所の運営と誰もが地域で暮らせる街づくりに挑戦しながら被災地支援、移動支援など多くを手がけておられ、当事者の経営者でもあり、リーダーでもある方なのです。

あの時、竹田さんは釧路から飛行機を乗り継ぎ、塚崎君を励ますためだけに久留米に来てくださいました。その後、塚崎君を北海道に呼んだり、彼が夜間にヘルパーを入れる時、一人暮らしする時、人工呼吸器をつけたりする時、岐路に立つ度に北海道から駆け付けてくださいました。そんな人情味のあるすごい方です。

 

竹田 保さんと一緒に東北震災支援に

 

2011年3月11日の東北震災地震、竹田さんは即座に部下を東北被災地に向かわせました。そして、ご自分は4月4日から被災地に入りました。私も宮城県石巻市に支援で入っていたので、竹田さんのリフトカーに乗せていただき、4日間、ボランティアセンターや地獄絵のような海岸端を回らせていただきました。危険を顧みず、休みもとらずに、被災者や支援者がいる場所に行く竹田さん。ハードなスケジュールの中、食事も口を通らなかったようでしたが、休まれることはありませんでした。すごい精神力と体力の持ち主。まさに精神力が難病を超えているという印象でした。出会いから約6年。竹田さんの生き方にはいつも多くを学んでいますが、勇気や元気もいただいてきました。         (常務理事 馬場 篤子)

 

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安武そら豆復興作戦レポート⑦ 10月24日、地域の園児や小学生が安武そら豆を植える「定植体験会」を開催しました。利用者の皆さんも参加。出会いの場ポレポレのそら豆畑に子ども達の声が響き、楽しい時間となりました。

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10月24日(月)、JAくるめ安武地区カントリーエレベーター近くの畑にて、安武地域の園児・小学生を対象とした「安武そら豆」定植体験会を開催しました。

来春4月、子ども達が自分の手で収穫体験ができるように準備を進め、昨シーズンの作付面積は30アールでしたが、今シーズンは5アール増やしています。

午前は、天心幼稚園と安武保育園の皆さん、午後は、安武小学校3年生・4年生の皆さんが定植を行いました。

 

午後2時半から行われた安武小学校の皆さんの定植体験会についてご紹介します。

約110名の子ども達がやって来ました。

 

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安武町の野間口さんに、安武そら豆のお話をしていただきました。

「どうしてそら豆という名前なのか、知っていますか?」

「空を向いて育つから」

「よく知っているね」

「昔、安武の農家の人はそら豆をたくさん育てて、現金収入のために久留米の町中に売りに行っていました。どこの人ね?と聞かれて、安武から来たと。ほんなら、これは安武そら豆たい、と喜ばれていました。町中の人は、5月頃になるとそら豆を売りに来るのを楽しみにしたと聞いています。それくらい、おいしかったのです。今、安武で育てている農家は少ないのですが、拓くさんが、こうして立派に育てておられます」

 

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利用者の皆さんも定植をしました。

 

利用者の皆さんは子ども達を出迎え、見送りもしました。その後、職員・保護者の方と一緒に定植をしました。

「ここに土をかぶせよう」

「そう。少しでいいよ」

秋晴れの下、みんなで汗をかいて頑張りました。

 

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 「安武そら豆復興作戦レポート」は こちらへ →

※2011年より当法人は、「安武そら豆」という「食」を通して「農業振興にお役に立ちたい」「安武町の町おこしをしたい」と考え、「安武そら豆復興作戦」を実施。

2016年4月には「第1回安武そら豆祭り」「安武そら豆子ども祭り」を開催しました。これからも、住民の皆さんと共に、自分達の町を誇れるよう力を合わせながら安武町の魅力を発信していきたいと考えています。

 

安武そら豆復興作戦レポート⑥ 2016年10月21日、安武そら豆の定植を始めました。芽出し作業、畑づくりをして、いよいよタネ植え。来年4月の収穫が楽しみです。

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10月21日(金)より、JAくるめ安武地区カントリーエレベーター近くの畑にて、安武そら豆の定植を始めました。

この日は、安武町の皆さんと職員が力を合わせて作業を行いました。

 

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9月に芽出し作業をしたタネです。

 

畑づくりは地域の皆さんのご協力をいただいて行っています。

耕したり、石灰や肥料を散布したり。

石灰は、酸性に傾きがちな土を中和し野菜が育ちやすい土にするためです。

そして、水はけをよくするための畝(うね)を立てました。

間隔を空けながら、表面に水がたまらないよう平らにならし、マルチ(黒いビニールシート)を張っています。

 

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定植のこの日は、タネの一個一個をていねいに植えていきました。

来年の春に向けて、地域の皆さんと一緒に、「安武そら豆復興作戦」の始まりです。

 

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「安武そら豆復興作戦レポート」は こちらへ →

※2011年より当法人は、「安武そら豆」という「食」を通して「農業振興にお役に立ちたい」「安武町の町おこしをしたい」と考え、「安武そら豆復興作戦」を実施。

2016年4月には「第1回安武そら豆祭り」「安武そら豆子ども祭り」を開催しました。これからも、住民の皆さんと共に、自分達の町を誇れるよう力を合わせながら安武町の魅力を発信していきたいと考えています。

 

 

9月19日、「誰もが暮らせる地域づくりフォーラム 2016 in伊丹」に参加しました。テーマは「変わらんもんを持ちつづけ おもろがることをいつまでも」。当事者の皆さんと一緒に「おもろがる」ことをやっていくという大切なことを学ぶことができました。

9月19日(金)、兵庫県伊丹市で開催された「誰もが暮らせる地域づくりフォーラム 2016 in伊丹」に参加しました。「NPO法人地域生活を考えよーかい」の主催で、テーマは「変わらんもんを持ちつづけ おもろがることをいつまでも」。当事者の皆さんと一緒におもしろがりながら人生を歩んでいる方々の実践発表を聞くことができました。

 

 ※「おもろがる」→「おもしろがる」

 

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今回も、後頭部をコーンッと叩かれるような、とても示唆に富んだフォーラムでした。

オープニングは、横浜の鈴木幸子さん、大阪の北村佳那子さんの実践発表。お二人とも重度の身体障害があるので特殊イスに座り、支援者と一緒に登壇されました。重度の障害があっても「一人暮らししたい、結婚したい」と希望を持って自分らしく暮らしたり、時にはラフティングボートから川にダイブしてみたりと、ご本人も支援者もとても輝いてみえる生活。どちらの支援者も、ご本人の意思表示が分からなくても(分かりにくくても)、ご本人に話しかけ、試行錯誤しながら「あーでもない、こーでもない」とみんなで確認し合い、人生をおもしろがり、いろいろな人を巻き込んで実践されていました。言われた通りのことだけをやるのではなく、「共に生活を創っていく人」という立ち位置で関わっておられる点が印象的でした。

また、登壇中にご本人の表情が少しでも変わると発表を中断。しっかりと時間(間)を取り、話しかけ、ご本人がどうしたいのかを決める時間を大切にし、聞く(聞こうとする)姿勢には唖然としました。

そして、青野浩美さんのソプラノ漫談。また、社会福祉法人訪問の家(神奈川県)理事長の名里晴美さんが30年にわたる重度障害者の地域生活を支えてきた実践をお聞きし、これからどうしていくのかと悩み、拳を握りながら前向きに法人運営に突き進んでいこうとするお話に覚悟を感じました。

今回のフォーラムに参加したことで、「できない」と可能性を閉ざすのではなく、当事者と一緒に人生をおもしろがることをしていく姿勢の大切さを学びました。スタッフ会議でも、このフォーラムの内容を深めてみたいと思っています。           (本部長 浦川 直人)

 

 

今回、重症心身障害といわれる方々の日頃の生活と活動の事例について、初めて拝見する機会となりました。

フォーラムの中で特に印象に残ったのが、横浜在住の鈴木幸子さんと大阪在住の北村佳那子さんの発表でした。鈴木さんはパン販売に出たり、銀ブラ(銀座をぶらぶら)されたり、美容院に行かれたり、「普通」の暮らしをされています。また、「好きな人と暮らしたい!結婚したい」という夢をしっかり主張され、とても明るく活動的な生活のその姿に思わず引き込まれ、お話に聴き入ってしまいました。一方、北村さんは、川でラフティングをされており、ボートから川へ飛び込む写真が発表される度にびっくりしました。

フォーラムでは、「福祉とは共に生活を創っていく、創造的なもの」との考えが紹介されましたが、それらの発表内容を見ているうちに、活動内容を自然に制限してしまっていた私の中の先入観が徐々に溶けていくのを感じました。その意味で非常に有意義な時間でした。

(出会いの場ポレポレ 内田 佳寿)

 

 

9月15日、安武校区コミュニティセンター福祉部会の皆さんと八女グリーンピアへ行きました。グラウンド・ゴルフや懇親会を行い、親睦を深めました。「ポレポレ祭り、盛り上げるよ!」。皆さんの言葉に、また元気をいただきました。

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9月15日(木)、安武校区コミュニティセンターのセンター長や副センター長、民生委員の方々と一緒に八女グリーンピアへ行き、グラウンド・ゴルフを兼ねての懇親会をしました。

30年前、そこは子どもたちを含む大勢の家族と足を運び、大変賑わった思い出の場所ですので、懐かしく思いながら参加しました。

ゴルフ景品のサービスやバスの送迎などをしてくださり、大変感謝しています。

このグラウンド・ゴルフを兼ねての懇親会は、毎年1回、実施しています。8年以上、何かにつけて皆さんとこうして集まり、親睦を深めてきたような気がします。長年、続けてきただけに、そこは誰もが心の中のことを率直に言えるような場になっています。さらに、力を合わせてまた何かをやろうとみんなが元気をいただける場にもなっています。

11月6日(日)開催の「第15回ポレポレ祭り」が近づいています。「ポレポレ祭り、お手伝いするよ」「盛り上げんといかんね」。そんな言葉をいただいて、出会いの場ポレポレのことを自分たちの組織のように思ってくださることは有難いことです。安武校区コミュニティセンター福祉部会の皆さん、有難うございました。 (常務理事 馬場 篤子)

 

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 親睦会の締めに炭坑節           優勝者の緒形佳子さんと江崎大会役員

 

 

 

10月1日号の「シャイニング」を発行しました。グループホーム防災担当による「災害に備えましょう!まずは自分たちでできることから」、保護者や姉妹兄弟の方々からいただいた今後のグループホームについてのご意見を掲載しています。ぜひご覧ください。

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シャイニング10月1日号 詳しくはこちらへ→

 

当法人は、2001年より「Shining(シャイニング)」を発行しています。

それ以来発行を続け、今回の10月1日号で通巻304号になりました。

現在は、主に出会いの場ポレポレ、惣菜処ぽれぽれ、夢工房、グループホームを利用されている皆さんに、当法人の活動などをお伝えするために発行しています。

発行は月1回を予定しています。

各事業所には掲示をさせていただいています。

お立ち寄りの際は、ぜひご覧ください。

 

平成27年度 当法人の経営状況(総括表)及び 平成28年4月1日現在 現況報告書です

〇平成27年度 当法人の経営状況(総括表)

 

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 〇平成28年4月1日現在 現況報告書

 

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第32回九州ブロック肢体不自由児者父母の会福岡大会に参加しました。地域生活を支える仕組みなどについて課題や展望を学ぶ機会となりました。

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9月3日(土)・4日(日) 、第32回九州ブロック肢体不自由児者父母の会福岡大会がヒルトン福岡シーホークにて開催されました。主催は、九州ブロック肢体不自由児者父母の会連絡協議会。『「脱・家族介護」を考える~地域生活を支える仕組みと展望~』をテーマに掲げ、セミナーやシンポジウム、交歓会などが行われました。

当法人より参加した5名のレポートを紹介します。

 

 

医学や社会が進歩する中、医療的ケアを必要とする子どもが増え、かつ、長生きをされ、その支援を必要とする人は増えています。その現状から、幼稚園や保育所、学校教育の場で、医療的ケアできる人が必要とされていますし、卒業後も医療的ケアができる場所が必要です。また、家族に大きい負担がかかっていますので、ヘルパーやショートスティできる場所が必要です。

久留米市では、医療的ケアを必要とする人たちの支援を本格的に考えようと、何年も前から、その部会がたちあがっています。福岡市は地域生活拠点事業の中で、重度心身障害児者支援を考えられているようでした。  (常務理事  馬場 篤子)

 

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佐賀・長崎・福岡県の「家族からの報告」では、医療的ケアの必要な重身の方のグループホームがスタートし、看護師を配置することにより質の高いケアが可能になったとの事でした。一方、在宅での生活を支える為に家族全員が吸引の訓練を受けて支援されており、まだまだ学校卒業後の医療的ケアが必要な人の受け皿づくりが課題です。

また、豊田市では障害児者医療に携わる理解ある医師を増やす取り組みとして、大学医学部に障害児者医療学講座を開設し、学生教育に取り組んでいるという報告がありました。

本人・家族を支えるには医療・福祉・教育のネットワークが重要です。そして、国の財源も厳しくなる中、自助・公助も重要だと思います。今後、介護する家族の高齢化も進んでいくことから、暮らしの場を含めた地域生活を支える仕組み作りの整備が必要との報告がありました。 

(理事長 野田文子)

 

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現在、医療の高度化により、重症心身障害児者など重い障害のある方は、福岡県の調査では人口1万人に対して、平成19年は3.4人だったのが、平成26年は4.0人になっています。特に7歳以下の比率が増えて低年齢化しており、胃ろうや経管栄養など医療的ケアが必要な人たちが増えています。とはいえ、重症心身障害児者への制度は乏しい上に、医師や看護師など医療サイドの支えが必要なことから福祉事業者がなかなか乗り出せておらず、多くの障害児者が家族介護で在宅生活せざるを得ないのが現状です。

今回、久山療育園は、医療的ケアが必要な重度者(定員10名)のグループホームを1年前に設立した実践報告をされました。親元を離れて整備された環境の中で暮らすことは、家族にとっても大きな希望となったようです。しかし、生活費は1人当たり月17万円。自己負担を7万円にし、月10万円を法人が補てんして、ようやく生活が成り立っているということでした。また、これには5億円を超える建設費の回収は含まれておらず、あくまでも法人の社会福祉サービスへの再投下の一環。事業の継続性については大きな課題があるということでした。

また、重症障害児者の地域生活を下支えする医師不足も深刻ということで、豊田市の実践発表がありました。医学生のカリキュラムの中で重度者の施設実習を入れる、当事者家族の話を聞く時間を積極的に作っているという取り組みで、医師サイドの人材育成も始まっています。

最後の講座は「地域生活支援拠点」がテーマ。地域生活を支える仕組みの一つとして注目されていますが、厚労省もまだ「概念」を打ち出しただけで、「具体」的な事業として機能するのはこれからです。平成29年度末までには、各市町村に少なくとも1つは整備することと義務付けられています。国会議員、県会議員、市会議員、行政が登壇し、全国レベル、市レベルでの推進策が紹介されました。福岡市では各区に1つは整備するとし、地域性に応じて「地域生活支援拠点」「面的整備」を行うということでした。国会議員より、今後はグループホーム5~6人は成り立たなくなってくるので、20~30人(+ショートステイ、相談支援)など小規模の入所に向かっていく、という考えが明示され、今後の制度展開や住まいの場のあり方に大きく影響することが考えられます。

どんなに重い障害があっても地域で当たり前に暮らすことは、利用者さんの高齢化・重度化を迎える法人としても大きな命題です。情勢が大きく変化する中で、制度情勢を注視し、変化を見据えたソフト・ハードの整備計画が必要だと改めて感じました。  (本部長 浦川直人)

 

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最初に「重症心身障害者たちの地域生活の今」というテーマで家族からの報告がありました。重い障害を持つ人達の暮らしの場は少なく、自宅で家族が介護している現実があり、介護している家族の高齢化も進んできています。親亡き後の暮らしの場を確保する取り組みもまだまだ進んでいない現実がある中で、親亡き後も安心して地域生活が送れる仕組み、医療的ケアのできる場所を作ってほしいという家族の願いを聞きました。

また、「障害の重い人達の地域生活を支える取り組み」として、久山療育園重症児者医療療育センター長の報告、障害児者医療に関わる医師不足を解消するための理解ある医師を増やす取り組みについて、豊田市こども発達センター長の熱心な取り組みの報告も聞くことができました。

全ての人に命の尊さがあること。今回参加して、これを子どもの時から伝えることが大切で、どんなに重い障害があっても、医療的ケアが必要であっても、何歳であっても、家族に過重な負担がかかることなく普通に支援が受けられるよう、地域力を上げることが必要で、できるところから発信し理解者を増やしていくことが大切だと思いました。

また、重い障害があっても「脱・家族介護」。地域で暮らしていけるように、本人が望む生活ができるように、福祉・医療のサービスの整備が整うこと。どのような障害があっても、その権利と命の尊厳を大切していけるような社会になることを願い、自分のできるところから関わっていきたいと思いました。  (森田 さかえ)

 

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今回、大会に参加し、一日目の実践報告と講演を聞きました。

私は、どんなに障害が重くても生まれ育った地域の中で自分らしい暮らしを続けるためには何が必要なのだろうと考え、歩み続けて10年以上たちました。「たった一度の人生を自分らしく生きるために、やるべきことは何だろう」と考えた時、それは障害を抱えた人だけの話ではなく、自分も含めたすべての人の課題であることに気づきました。人は誰でも歳をとると心身に病気や障害を負い、最後は動けなくなってしまいます。障害者の問題を考えることは、今からの高齢者社会の課題解決にもつながることであり、誰もが真剣に考えなければいけないことだと思うようになっています。

現在、医療の高度化に伴い、重症心身障害者といわれる人は以前に比べて増加傾向にあるとのこと。胃ろうや経管栄養などの医療的ケアも必要となり、十分な社会参加が保障されるどころか、将来の暮らしに見通しさえ立たないのが現状のようです。

今回は、医療的ケアの必要な重度の方のグループホームの実践報告として、久山療育園と佐賀のひびきホームのお話がありました。ひびきホームの方は見学したこともあったので、お話がとてもリアルでした。普通の民家を改装したホームで、ヘルパーを使うことなく世話人が生活を支えておられました。重い障害を持った人たちの暮らしの場が限られた中、無ければ作ればいいという思いで立ち上げたとのこと。日々、医療的ケアを行いながら暮らしを支えておられることに驚き、志の高さに感動すら覚えました。グループホームを暮らしの拠点として、家族だけでは背負いきれない介護をする、ここに家族も家族以外の人も一緒になって支え合う仕組みがあるように思えました。課題として、支える人の確保や医療との連携なくして暮らしは成立しないとのことでした。

久山療育園では「障害を託すに足りる家」「終の棲家」としてグループホームが設立。家族介護での在宅生活からホームへの移行は、本人・家族にとって生活が一変したことでしょう。しかし、生活費については課題山積。一人当たり月17万円。年金の倍です。現在は17万円のうち10万円を法人が補てんしているとのことですが、通常は考えられないことであり、これが個人の負担となると、将来にわたって継続できることではないでしょう。どんな形であれば継続可能なのか、地域で暮らし続けたいという希望はどうしたらかなえられるのか、今から考えるのでは間に合わないのでしょうか。一つ言えることは、本人の強みを見出し、生かせるように手立てすることも大事かなと思っています  (安倍 弥生)

 

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今回の研修では、「脱家族介護・地域共助」という言葉がピックアップされていました。

今後、制度の変化に伴い、これまでできていた支援の時間が減る可能性などを考えると、地域の力をどう活かしていくかというのは、非常に急務であるといえます。私たちも、これまで行ってきた支援とは違う角度で、「この人には自助努力が可能であるか」「どれだけの介助が必要であるか」等、見極める力が必要になってきます。

そんな中、地域にどれだけの協力を仰げるのか?とっさに頼ったとしても、地域側はどのようにすれば良いか分からないでしょう。行動面での支援が必要な方、多くの介助が必要な方等、障害も様々で、ノウハウが必要になってくるからです。まず、そのような支援・介護が必要な方がいるということを知っていただく必要があります。本人達が外出などをすることで、その姿を知ってもらう等、地域理解を得ていかなければなりません。「理解」と一概に言っても、その先の受容となると、なかなか難しい話ですが、出前講座や座談会などを展開しながら、地域の意識を高めていく必要もあるのではないかと思います。

また、家族の声を知ることも大事なことです。今回の研修では、重度の障害があり、胃ろうや痰吸引を行っている方のご家族の声を多く聞くことができました。その声をきっかけに、GHを作っていくケース、学生に研修を行い、思いを知ってもらうケース等…。これらは、家族の地域での孤立を防ぎ、他者に話すことで得られる安心感、周囲が意識を持ち積極的に関わる可能性が増えること、親子それぞれの自立した時間が持てる等、多くのメリットがあると感じました。身近な人々の声・取り組みを知ることは、地域の皆さんに分かりやすく届くのではないでしょうか。

一方で、医療ケアには専門性が要求されます。看護・医療の力も必要になります。やはりそこには制度の後ろ盾も必要だと思います。家族や個人が制度の後押しを訴えるよりも、地域として支援に関わっている、地域としてこんな制度が欲しい、と訴えるほうが、より効果的ではないかと思います。

当法人を始めとする福祉事業所は、本人・家族・地域・制度の真ん中に位置しているように思います。それぞれと繋がり、それぞれの橋渡し役になり、思いを伝える。そんな存在になっていければ、「脱家族介護・地域共助」に向かって進んでいけるのではないでしょうか。今後も、外部へのアンテナを張っていく必要があると感じました。 (姫野 健太)

 

 

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