社会福祉法人 拓く

「新年初笑いイベント」を開催しました

1月5日(月)、「新年初笑いイベント」を出会いの場ポレポレ カリブホールで開催しました。

最初に、ドリフのテーマで軽く運動をし、次に「二人羽織」を行いました。

まず、スタッフ2名が羽織を着て挑戦。熱いそばを食べた時のリアクションに利用者の皆さんは大笑い!!美味しそうに見えたかな。面白そうにできたかな。

次に、利用者の皆さんに、「挑戦してみたい人はいますか?」と声かけをすると、

「はい!」とすぐに手が挙がり、1回戦、2回戦、3回戦まで行いました。

とてもノリの良い皆さん。大福や菓子パンのチョココルネをきれいに召し上がっていました。

最後に、「アナ雪」のテーマで仮装をしたスタッフ(左は男性、右は女性)が登場。

仮装した雪の女王からポレポレ神社のおみくじを配ってもらい、とても楽しい会が終了しました。

今回のイベントは、利用者の皆さんにとても好評でした。

次回も趣向を凝らし、さらに楽しんでいただけるよう努めたいと思っています。      

                 (出会いの場ポレポレ スタッフ 石橋)

 

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二人羽織 息が合わないと大変!なかなか上手ですね

 

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「アナ雪」の仮装をしたスタッフ   野田理事長の挨拶

新年のご挨拶  明けましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます

 

 

高齢者がぐんと増え、支援を必要とする人が急増しています。これまでの介護保険制度や障害福祉制度、また、現在のような地域、家族のあり方では支援者が足りなくなることが明らかです。

そこで、拓くでは、1対1の個別支援(点の支援)だけではなく、面的な支援づくり(地域住民や他事業所、医療、教育関係者、企業等とのつながりづくり)に6年前から本格的に取り組んできています。

これまで、三原さん家の「地域食堂」を始め、「笑顔の会」等のサロンの場づくりや住民による移動支援サービス「でてこんの」を援助してまいりました。今年、「地域食堂」は6年目、「でてこんの」は4年目になります。どちらも新たな段階にきていると思います。「でてこんの」を発展させて利便性が高く持続可能な新しい地域交通の仕組みを考え、「乗合いタクシー」を提案し、今年4月からのスタートができればよいと考えています。また、地域振興のために、農業者の皆さんにご協力をいただきながら安武名産のそら豆づくりにも励んでいます。これも今年で4年目です。1月末から全国に向けて予約注文を開始し、3月に発送する予定です。

そして、誰もが健康的に安心して地域で暮らすために、栄養バランスを整えた「食」、体の状態に応じた「食」を提供したいと考えています。昨年、管理栄養士を雇用しましたので、今年は栄養表示のメニュー記載や柔食、とろみ食の対応、配食サービスや弁当などの大量注文にも対応できるようにし、工賃アップにつながるよう努力したいと思います。

さらに、医療関係者と連携し、地域の受け皿がほとんどない医療的ケアが必要な障がい児・者に対して、医療職ではなく、介護職が喀痰吸引等を実施できるように、登録特定行為事業者(医療的ケア実施者)となり、12月より実践を始めました。今年3月には、喀痰吸引等研修(第3号)の養成研修を実施し、医療的ケアができる支援者の拡大をめざします。

今後とも「どんな状態になっても当たり前に地域で生きていく」ことを支える・創っていくことを原点として、地域に密着した展開をしていきたいと思います。

今年もどうぞよろしくお願いします。

                               平成27年 元旦

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無認可時代からつながってきた人がたくさん大晦日に買物にきてくれました。

有難うございました

11月 人命救助研修を行いました

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11月8日と11月15日の2日間、久留米消防署より救急救命の講師(3名)に来ていただいて、出会いの場ポレポレにて人命救助についてのお話と実際に心肺蘇生法の手順とAED(自動体外式除細動器)の使い方を学びました。私は以前学んだことがありましたが、いざやってみるとなかなか出来ず苦戦しました。しかし、消防署の方に一つ一つ丁寧に教えていただき、また何度も繰り返し行うことで少しずつ出来るようになっていきました。

 

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その後は、ひたすら2分間の心臓マッサージを行う体験をさせていただきました。2分間という時間は短いようですが、いざやってみると、とても長く感じるもので、終わった頃には手のひらが真っ赤になるほどでした。短いようで長いこの2分間は生死を分ける大切な時間なのだと考えさせられました。

人命救助は一分一秒を争い、その時間が、その後を大きく変えてしまいます。私自身もいつその場面に遭遇するか分かりません。今回学んだことを研修の中だけで終わらせるのではなく、もう一度振り返り、家族や友達など周りの人に発信していきたいと思います。 

(出会いの場ポレポレスタッフ 碇)

 

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11月 下宿屋南の家「ほっと」 オープンハウスギャラリー&カフェを開きました

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11月23日(日)、市内南町にある下宿屋「南の家ほっと」のオープンハウスギャラリー&カフェを開催しました。今回で6回目を迎えました。

当日は地域の仲間たちが集い、それぞれの力を発揮して準備。小さな家の中に目一杯の魅力的な品々が並び、お客さまをお迎えしました。

お隣のおばちゃん、親子連れ、近所のおばあちゃんたち、そして障がいのある仲間たちみんなが来てくれました。感謝、感謝です!

 

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カフェスペースでは、どの人もゆっくりくつろぎ、長い時間、お喋りを楽しんでおられました。

そんなたくさんの人たちに支えられている下宿屋「南の家ほっと」。

次のステージへの新たな力を感じました。

皆さん、有難うございました。(保護者 池田佐和子)

 

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当法人の暮らしの場 グループホーム(ケアホーム)の詳細はこちら→

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「モンゴル夢コンサートin久留米」を鑑賞しました 。利用者の皆さん、目をキラキラ。感激しましたね。

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11月24日(月・祝)、久留米市の石橋文化ホールで、モンゴル国児童保護施設で暮らす子どもたちのチャリティーコンサート「モンゴル夢コンサートin久留米」が開催されました。主催は夢コンサートin久留米実行委員会。今回、コンサートを鑑賞する機会を得て、法人グループ利用者と夢工房の皆さんで会場に足を運びました。

 

極寒の地、モンゴル国でマンホールチルドレンと言われている子どもたち。しかし、彼らは決してあきらめない生きる力、優しさと感謝の気持ちを持った子どもたちです。

1991年の旧ソ連の社会主義崩壊と共に、ソ連の影響下にあったモンゴル国の経済も壊滅状態になり、失業者があふれました。近年は鉱山の開発が進み、高度成長の時代に入ったと言われていますが、物価の急騰により、貧富の格差が深刻な社会問題となっているようです。

その結果、子どもたちが育てられなくなり、アルコール中毒の大人たちからの暴力、育児放棄などが原因で、社会主義崩壊から20年以上過ぎた今も、マイナス40度の中、マンホールチルドレンたちは少なくないようです。

 

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その子どもたちの為の児童保護施設「太陽の子どもたち」を支援している団体、NGОしらゆり会ハミングバーズの主催で、このコンサートが久留米でも開催されました。

施設の名前は、モンゴルから太陽が昇る方向に日本があり、日本人から愛されているという喜びの意味で、「太陽の子どもたち」と名付けられました。

「太陽の子どもたち」では、小学1年生から高校生までの40名が将来の自立を目指し、職員たちは豊かな愛情を注ぎながら教育をされています。炊事、洗濯、掃除など全てを協力し、ひとつの大きな家族のようです。モンゴルの伝統芸能(楽器演奏、舞踊、雑技、切り絵などの工芸)や裁縫技術の習得、パン工房、ビニールハウスでの野菜作りなどをされています。

 

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このような子どもたちのコンサート。北九州のコンサートはすでに大盛況であったと言われ、友人に勧めてしまったものの、多少の不安は隠せませんでした。ところが・・・なんとすばらしい芸能力!感激の一言でした。演奏や舞踊、雑技の技術力もさることながら、子どもたちの目の輝き、エネルギッシュな行動力、周りの人をとりこにする微笑に感嘆しきりでした。

鑑賞の後、出会いの場ポレポレと夢工房の利用者の皆さんもキラキラの目の輝きで帰途につかれていました。

次回、来日のチャンスがあれば、また久留米に来てくださるように、実行委員の方にお願いをしてまいりました。    (夢工房スタッフ 井手幸子)

 

 

11月20日 福岡県主催「まごころ製品」商談会に出展しました

 

 

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 平成26年11月20日(木)、福岡県主催の「まごころ製品」商談会が久留米ビジネスプラザアルカディアホールにて開催されました。障がい者施設と企業・団体による製品商談会です。

当法人は生産部門より、クッキーやバナナケーキ、焼きかりんとう、お弁当などをブース出展。

当法人の開発商品を知っていただく機会になりました。

利用者の皆さんの工賃(賃金)アップにつなげるために、これからも幅広い方々と知り合い、情報収集や商品開発などに取り組んでいきたいと思います。

 

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福岡市、大牟田市、久留米市などから、16の福祉施設が出展。 

 

11月 ソロプチミスト日本財団より三原圭子さんが表彰されました

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前列左から2人目 三原さんはステージで賞状を授与されました

 

11月5日(水)、神戸国際展示場において、「ソロプチミスト日本財団 平成26年 年次贈呈式」が開催されました。

公益財団法人ソロプチミスト日本財団は、より豊かな生活の実現と国際相互理解の進展に寄与するための事業を行っている組織です。当日は、ボランティア活動を行っている方々などを称えようと、北は北海道、南は沖縄の日本各地からソロプチミストの会員の皆様が集まり、盛大な中にも厳粛な贈呈式が執り行われました。

今回、三原 圭子さんは、国際ソロプチミスト‐アウラさん(久留米市)より推薦をいただき、社会ボランティア賞を受賞。この賞は、地域社会のニーズに適合した地域密着型のボランティア活動を継続的に行い、誠実に責任を果たしている人を称えるものです。

 

三原さんの受賞理由として、次の点が挙げられています。(式典プログラムより転載)

 

1.活動を始めたきっかけ

1975年から消費生活相談員として活動する中で、地域とのつながりの必要性を感じた。そのため近所の人や友人を巻き込み、さまざまな分野での活動を始める。

2.活動内容

健康のために始めたラジオ体操は、参加する高齢者たちの語らいや安否確認の場となった。

また、社会福祉法人拓くが運営するグループホーム「三原さん家」の大家さんであり世話人として支援にも入っている。現在2人の障がい者が暮らしている。

さらに週2回、「地域食堂」を開いて手作りの食事を提供。高齢者や障害者などが集い、楽しいひとときを過ごす。そのほか、住民による移動支援事業を運営するなど活動は多岐にわたっている。

 

三原 圭子さん、おめでとうございます。

国際ソロプチミスト‐アウラさん、有難うございました。

 

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左 三原圭子さん 表彰後、国際ソロプチミスト久留米ーアウラ会長と一緒に。

10月 筑邦西中学校の学校だよりに「第13回ポレポレ祭り」が掲載されました

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10月31日発行の筑邦西中学校の学校だよりに、「第13回ポレポレ祭り」が掲載されました。

10月26日に開催しましたポレポレ祭りでは、同校に大変なご協力をいただきました。

放送部の皆さんは司会進行役、そして、吹奏楽部の皆さんはステージで素晴らしい演奏を披露。

他にも数名の方が自主的にボランティアとして参加してくださいました。

今回の学校だより(編集責任者・権藤博文校長)の紙面では、

祭りの会場の熱気あふれる様子を伝えていただいています。

心より感謝申し上げます。

 

学校だより(10月31日発行)の詳細はこちらからご覧ください →

 

第13回ポレポレ祭りを開催しました  ご支援・ご協力をいただき有難うございました

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「第13回ポレポレ祭り(~だっでん(誰でも)まざりあおう パート2~)」を開催しました。

来年もよろしくお願いします!

 

10月26日(日)に第13回ポレポレ祭りを実施しました。今年も、多くの方々のご支援・ご協力をいただき盛大に行うことができました。心より感謝申し上げます。

 

今回、この祭りを「出会いの場」「つながりを深める場」「一致団結する場」「様々な障がいをもつ人のことを知る場」「被災した東北の事を知る場」として位置づけ、これまで積み上げてきた歴史の重さや責任を感じながら、さらに混ざり合いを一歩進めることができたように思います。

また、東日本大震災が発生して4年目。2011年震災以来、毎年、被災地東北の方々にもポレポレ祭りに参加していただき、東北のB級グルメ「浪江焼そば」の出店を始め、「福島のご当地ヒーロー相双神旗ディネードと拓くメンバーでのヒーローショー」を行う事ができました。

 

第13回ポレポレ祭りのテーマは『だっでん(誰でも)まざりあおう パート2』です。今年は耳が不自由な方や医療的ケアの必要な方にも祭りに来て楽しんでもらいたいと思い、3月より実行委員会を開催し、何度も会議を重ねながら祭り当日まで企画を進めてきました。今までの実行委員会では、同時に複数の人が発言していたこともあり、耳が不自由な人は参加しづらい会議でした。そこで、会議の仕方を考え直し、改善するところから始めました。お互いの顔が見えて、誰が発言しているか目で見て分かるように机を配置したり、手話通訳者が通訳しやすいように、発言する人はゆっくり1人ずつ話したりするといったルールを作りました。

 

また、9月には聴覚障がいを理解するために地域の方や保護者、スタッフに声をかけ、「出会いの場ポレポレ」で勉強会も行いました。他にも、医療的ケアが必要な方も来ることができるように、気管切開をされているお子さんの保護者に「吸引器や呼吸器のバッテリーのコンセントは幾つ必要か」「休憩所に必要な物は何か」などのご意見をいただき、会場内に休憩所を作りました。さらに、イベントステージに手話通訳者を配置、休憩所に看護師を配置する等の配慮も行いました。

 

2002年から続けてきた「ポレポレ祭り」。関わっていただいた多くの方々によって創りあげてきたからこそ、本日を迎えられたと実感しています。今後、祭りでの取り組みが安武地域を起点に広がっていき、誰でも混ざり合えるような社会になっていくよう願っています。

どうぞ、来年の「ポレポレ祭り」もご協力をよろしくお願い申し上げます。

                                                                ポレポレ祭り 実行委員長  小川 真太朗

 

 

◇第13回ポレポレ祭り フォトスケッチ

 

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実行委員長と理事長の挨拶  手話でお話しました

 

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福島のご当地ヒーロー相双神旗ディネード&拓くメンバーとのヒーローショー

 

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東北のB級グルメ「浪江焼そば」 大繁盛でした!

 

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東北物産展&防災コーナー

 

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抽選会 1等当選者の末安さん家族

 

 

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ステージ前は大賑わい           やすたけ保育園 元気にソーラン節を披露

 

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久留米聾学校 ボディーパーカッション部  安武和太鼓の会~海津城太鼓~

 

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ALOHAめぐみスタジオ       YSKスクランブル ポレポレ利用者の皆さんと地域の皆さんで青い山脈を披露

 

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九州場所直前 錦戸部屋の両力士が来福  売上報告会 最後に全員でかんぱーい!!

 

7月 第26回全国グループホーム等研修会に参加しました  北摂杉の子会の施設も見学しました

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7月24日・25日、神戸ポートピアホテルにて、第26回全国グループホーム等研修会~近畿地区大会~が行われ、当法人より4名が参加しました。

大会のテーマは、「地域の中で安心できる住まい、暮らしを創造していく」。

 

初日の基調講演では、神戸百年記念病院看護師の野村真波さんが、「障害を乗り越えて…」という演題で講演をされました。交通事故で右腕をなくされた当時の事から治療、リハビリの苦しみ、障害を乗り越えてのパラリンピック水泳日本代表としての挑戦などを、明るく、時には声を震わせながら語っておられました。お話をお聞きして、障害の受容の過程での苦悩や、周りの支え、仲間の大切さを教えていただきました。

 

次に、「終の住まいとしてのグループホームをどう考えるか」というテーマで、各団体の代表者と厚生労働省の方を交えて座談会が行われました。グループホーム・ケアホームが一元化される中で、障害者の地域生活がどのように進んでいくのか、本当に誰もが地域で生活していける「共生社会」の実現をどう目指していくのか、どのような現状なのかなど、熱心に討議されました。

 

2日目は、当法人の参加者4名がそれぞれ、「GHの高齢化対策と今後の対応を共に考える」や「GHにおけるホームヘルプサービス等の利用」「GHの事業展開について」「生活支援員、世話人さんの思いをぶつけよう」というテーマの分科会に参加し、今後のGHとして余暇支援の充実や高齢化に向けての準備、ご本人の意見を反映した運営など考えるよい機会になりました。

 

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研修会終了後は、大阪府高槻市に本部を置く、社会福祉法人「北摂杉の子会」の施設を見学させていただきました。

松上理事長自ら法人の説明をしていただき、「レジデンスなさはら(グループホーム)」や「ぷれいすBe(生活介護・就労継続支援B型・短期入所・日中一時支援)」「ジョブジョイントおおさか」「たかつきブランチ(就労移行支援事業、自立訓練事業)」の施設見学に同行・説明をしていただきました。

各施設では、それぞれ自閉症や発達障害に特化した取り組みがなされており、今までの構造化に関する認識やどのような配慮が必要か考える機会をいただきました。(前田 力哉)

 

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